SAで姉妹都市PR、滑川高生企画で3市町常設コーナー 特産販売、ポップ作りも
滑川市の姉妹都市をPRする常設コーナーが6日、滑川市栗山の北陸自動車道有磯海サービスエリア(SA)上り線に設けられた。滑川高校商業科が企画した取り組みで、生徒の実習の場として協力を依頼。来年秋には屋外テントで生徒による販売実習を予定している。 滑川市の姉妹都市は長野県小諸市、北海道豊頃町、栃木県那須塩原市の3市町。滑川高商業科では毎年、3年生が模擬株式会社「滑商(かっしょう)」をつくり、滑川市や3市町の特産品、生徒が考案した商品の販売実習を行っている。2020~22年は新型コロナの影響により校内で行い、23年は滑川市のグルメイベントに出展した。今年はグルメイベントが開かれず、学園祭で実施。25年度以降の実習先を検討する中で、約10年前から生徒が考案した商品販売などを通して関わりがある有磯海SAに協力を依頼した。 生徒は企画の提案や並べる商品の選定、3市町をPRするポップ作りを担当。店頭には常温で日持ちする小諸市のそばや那須塩原市の中華そばの乾麺を並べたほか、インバウンドや関西万博を見据え、英語を交えて3市町の特産品や名所を紹介するパネルを飾った。 6日は田中涼雅さん(2年)と栃山陽茉璃さん(同)が常設コーナーを訪れた。田中さんは「姉妹都市のPRと滑川市への地域貢献につながる。多くの人の目に留まってほしい」と話した。同SA上り線の草島亮太支配人は「姉妹都市の商品を並べ、滑川市とともに相乗効果で盛り上がっていけばいい」と期待した。