「他人の迷惑駐車」を想定しつつも、見かけたらやっぱりイライラしちゃう現代人の悲哀
無秩序な駐停車の影響と問題点
クルマを運転していると、さまざまな場面で明らかに迷惑な言動や行動に遭遇する。私たちはそれを想定して運転しているはずだが、それでも結局イライラしてしまう。 【画像】えっ…! これが60年前の「海老名SA」です(計15枚) 最近、路上での駐停車マナーの悪さが目につく。明らかに他人の進路を妨害したり、通行の邪魔になったりするような駐停車をするクルマが後を絶たない。 自動車教習所の実技試験でも示されるように、ドライバーにとっては“できて当たり前”のはずなのだが、それゆえに、無秩序で身勝手なクルマが多いのではないだろうか、と筆者(ズバリ英朗、道路ライター)は考えてしまう。 他人に迷惑をかけないためにも、 ・マナーの悪い駐停車とはどのようなものなのか ・それが周囲のクルマや他の交通にどのような影響を与えるのか を考える必要がある。今回も“ズバリ”指摘していこう。
他車の進路を完全に封鎖するケース
「邪魔だ」と思う駐停車のケースはさまざまだ。 一番多いのは、他のクルマの進路を完全にふさいでいるものだ。狭い道で、物理的にすれ違うことができないようにされているケースに多い。通れないクルマは当然立ち往生するため、これは深刻な迷惑行為である。 また、物理的に通過できても、サイドミラーぎりぎりを通過するケースも多い。この場合、通行できて足止めされないだけまだマシだが、クルマにぶつからないように注意しながら運転しなければならないので、非常に神経を使う。 幹線道路やバイパスでは、交差点の前後に駐停車しているクルマをよく見かけるが、明らかに交通の流れを悪くしている。交差点付近は左折時に迷惑になることが多く、渋滞の原因となっている車両を見るとイライラする。 ある程度スムーズにクルマが流れているなかで、何の前触れもなく急にスピードを落として駐停車するクルマがいる。筆者はそのようなクルマの気配を察知し、注意して運転しているが、それでも予期せぬクルマもあり、かなり厄介だ。 まずはその場所や方法を間違えるとさまざまな障害が発生することを頭に入れておいてほしい。