まだまだ放出あるぞ…。今夏の海外移籍が不思議ではないJリーガー(6)冬にも噂が! レジェンドの後を継いだMF
今季の明治安田Jリーグも多彩なタレントたちが躍動している。彼らの中にはチームの主力として活躍を残し、海外クラブが目を光らせていそうな逸材が多く存在する。今回は、今夏に海外移籍を果たしても不思議ではないJリーガーを紹介する。(スタッツは7月11日時点のデータサイト『Transfermarkt』を参照)
MF:脇坂泰斗(わきざか・やすと) 生年月日:1995年6月11日(29歳) 所属クラブ:川崎フロンターレ 今季リーグ戦成績:21試合4ゴール0アシスト 中村憲剛の背番号14を受け継いだ男は、そろそろ海外移籍を決断しても不思議ではない選手の1人だ。 川崎フロンターレの下部組織で育ったMF脇坂泰斗は、2018年に同クラブでプロデビュー。ルーキーイヤーとなった2018シーズンこそ出場機会を得ることが出来なかったものの、翌2019シーズンからは主力選手としてコンスタントに出場数を積み上げていく。大きな怪我無くプロキャリアを駆け上がり、2020シーズンから昨季まで4シーズン連続でリーグ戦30試合以上に出場している鉄人だ。 毎年のように有望なタレントが海外に羽ばたいていく川崎Fは、近年、徐々に相手の対策を上回れず苦戦する試合が多くなってきている。そのような厳しい状況においても脇坂は中盤でクオリティの高いプレーを披露し続け、2021、2022、2023年と3シーズン連続でJリーグベストイレブンに選ばれている。昨季はリーグ戦30試合に出場しキャリアハイとなる9ゴールをマーク。ここにきてもう1段階スケールアップした。 7シーズンに渡って川崎Fに貢献してきた「クラブの象徴」は、今年で29歳。脇坂はそろそろベテランの域に差し掛かる選手だ。今冬にも海外移籍の噂が出ており、彼が国外で戦える実力と実績を持っていることは言うまでもないが、30代に入るとステップアップが難しくなるのが一般的。今夏の移籍市場で日本を離れ、海外のクラブへ活躍の場を移す決断をしても驚きはないだろう。
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