評価が急上昇の鎌田大地

　イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスで日本代表MF鎌田大地（28）の評価が急上昇した。 　鎌田は2026年北中米W杯アジア最終予選サウジアラビア戦（10日）で先制弾をマーク。敵地サウジアラビアで未勝利だった日本に待望の初白星をもたらした。これで日本は3連勝とし、2位に勝ち点差5をつけて首位の座をキープ。しかも得点14、失点ゼロと圧巻の成績で出場権獲得に大きく前進した。 　これに英メディア「WE　ARE　PALACE」は「鎌田は今季ほとんどの時間を守備的MFとしてプレーしてきたが、役割に慣れるのに苦労している」とし「サウジアラビアの地で日本のために得点し、歴史をつくった。ストライカーの後ろで、このような堅実なプレーを見せれば、グラスナー監督が誤った形で起用していたことがわかるはずだ」と伝えた。 　さらに「鎌田の強みは明らかに10番と攻撃的な役割であるにもかかわらず、グラスナー監督は6番（守備的MF）の役割を押し込んでおり、鎌田はそこでいくつか懸念すべきプレーを見せている。監督に酷使されているのにフリーで加入したことを誰が攻められるだろうか」と指摘した。 　同メディアは「鎌田大地は日本に歴史をもたらし、オリバー・グラスナー監督が起用法を間違っていたことを証明」との見出しをつけたように鎌田を再評価。ここまでリーグ7試合でスタメン出場は4回（途中出場3回）と定着できていないが、今回の得点でクラブでの起用法に変化が起きることもありそうだ。