大坂なおみ、世界32位を逆転で下して3回戦進出。1セットダウンからの勝利は2年半ぶり[チャイナ・オープン]【テニス】
大坂なおみ、攻めの姿勢を崩さずに逆転勝ち
現地9月26日、「チャイナ・オープン」(中国・北京/WTA1000)シングルス2回戦が行われ、大坂なおみ(フリー/世界ランク73位)は第21シードのユリア・プチンツェワ(カザフスタン/同32位)に3-6、6-4、6-2の逆転勝ちを収めて3回戦進出を果たした。 【動画】大坂なおみ、世界32位に逆転勝利で3回戦へ マッチハイライト 同大会5年ぶりの出場となった26歳の大坂は、前回の2019年大会でツアー5勝目を挙げている。今大会直前には、グランドスラムを23度制したセリーナ・ウイリアムズの元コーチであるパトリック・ムラトグルー氏をチームに招へい。新体制で臨んでいる。 1回戦でルシア・ブロンゼッティ(イタリア/同77位)に6-3、6-2で快勝し迎えた2回戦では、過去2勝3敗のプチンツェワと対戦。直近では、4月の女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ」のファイナル予選(東京・有明コロシアム)で大坂が6-2、7-6(5)で勝利している。 この日の試合、序盤からアグレッシブな姿勢を見せる大坂は、ミスが重なっても自身のプレーを崩さない。だが、ショットに変化をつけて粘り強く戦うプチンツェワに、第5ゲームをブレークされると、徐々にミスが早くなり第9ゲームも落として第1セットを失った。 挽回したい大坂は、第2セットの立ち上がりでこの試合初めてのチャンスを生かしてブレークと、いいスタートを切る。第6ゲームでは0-40からデュースに持ち込んだが、攻め急いだかミスが出てしまい追いつかれてしまう。それでも集中し直して、セット終盤の4-4では角度をつけたショットでミスを引き出してブレーク。サービング・フォー・ザ・セットとなった直後のゲームも0-30から攻め抜いて、6-4でセットを奪い返した。 勢いを取り戻した大坂は、最終セットでギアを上げて、強烈なストロークを連発。計3度のブレークに成功し6-2と、大坂にとっては2022年3月のWTA1000マイアミ以来となる1セットダウンからの逆転勝ちを決めた。 3回戦で大坂は、ケイティー・ボリネッツ(アメリカ/同60位)と対戦。ボリネッツは2回戦で第14シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ/同18位)を7-5、6-3で破っての勝ち上がりである。
Tennis Classic 編集部