テープカットには町田啓太さんも登場!東京・表参道にオープンしたIWCシャフハウゼンのブティックで考える【高級腕時計の今後の展望】
3月16日、東京港区・表参道交差点の一角にIWCの新たなブティックがオープンした。当日には俳優・町田啓太さんも登場し、テープカットのオープニングセレモニーに華を添えた。あらゆるブランドが並ぶこのエリアに出店した背景から、今後の高級時計の展望を考える。
東京都内で3店舗目となるIWCブティックの新たな試み
IWC 表参道 ブティックは、昨秋から予告的にビル上部にあるLEDスクリーンでイメージムービーを流し続けていた。そのため、今回のブティックオープンを予見していた人もいることだろう。完成したショップは2フロア構成になっており、1階はオープンスペースで企画展を実施。2階にはガラスのカウンターショーケースにて豊富なコレクションを見ることができる。店内を巡ればさながらミュージアムのような雰囲気が楽しめる。
現在は、徐々に店頭に並ぶ機会も増えつつある入手困難の話題作「インヂュニア」をテーマにした展示を実施中。1階では同モデルが誕生した1970年代の世界観をイームズのチェアとブラウン(BRAUN)のテレビで表現。壁面にはウオッチデザイナーのジェラルド・ジェンタが手がけた1976年の「インヂュニアSL」から続くコレクションの系譜を、貴重なアーカイブピースとともに一望できる。
その余韻に浸りながら2階に上がると巨大な最新インヂュニアのパネルが眼前に登場。それが天井のピアノブラックにも映り込むという仕掛けも面白い。商品展示はすべてフラットに置かれているため様々なコレクションが見比べやすい。品揃えはブティック限定も含め豊富にあり、IWCシャフハウゼンの時計を検討している人ならば品揃えに十分に満足できるはずだ。 「表参道ブティックは、常設ブティックと企画展示のためのポップアップスペースを組み合わせるという、他エリアのブティックとは異なる空間が特徴です。展示テーマは今後入れ替えることになっているので、その時々の空間を楽しんでいただければ」(ブティックマネージャー・森 裕二さん)