バイエルンMFゴレツカに迫る放出の危機 パリーニャとパブロビッチが競争相手では厳しいと有識者指摘
中盤は飽和状態
11日(現地時間)、バイエルン・ミュンヘンはフラムからMFジョアン・パリーニャを4年契約の完全移籍で獲得したことをクラブの公式サイトで発表した。 フラムだけでなくポルトガル代表でも中盤の底の位置で存在感を発揮しているパリーニャを獲得したことで、バイエルンの中盤が攻守両面で格段に強化されたことは間違いない。 しかし、その一方でパリーニャと同じポジションを主戦場とする選手がバイエルンには既に多数在籍していることから、今後マックス・エバール取締役らが現有戦力の人員整理に踏み切る可能性は十分にある。 そうした中、現役時代にバイエルンなどで活躍し、現在は解説者を務めるディトマール・ハマン氏は、イギリスの衛星放送『SKY』の公式サイト上に掲載している自身のコラムの中でこの問題について触れ、MFレオン・ゴレツカが放出される可能性が高いとの見解を示している。 「レオン・ゴレツカはコンラッド・ライマーとともにチームに残れない。彼らはそのポジションで4,5番手の選手であり、パリーニャやアレクサンダー・パブロビッチよりも序列が低い。たとえゴレツカが優れた選手であっても、パリーニャとパブロビッチが相手では厳しい」 また、実際にゴレツカを放出するとなると、バイエルンが希望する金額で売却することは難しいだろうともハマン氏は予想している。 「彼の市場価値は、恐らく3000万ユーロ(約51億円)から4000万ユーロ(約69億円)の間だ。しかし、もしもバイエルンがゴレツカを売却しなければならない事情があることを交渉相手が知っている場合、バイエルンはベストなポジションでその交渉を進めることはできないだろう」 2018-19シーズンからバイエルンの主力として数々のタイトル獲得に貢献してきたゴレツカだが、果たして今夏で退団となってしまうのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部