ダックス125とモンキー125は乗れる免許も違う! タンデムできるのは? スペック比較で解説
そのほか、車重はモンキー125のほうが3kg軽く、全幅では5mmスリムといった違いもあるが、走行フィーリングの違いにはあまり影響なさそう。WMTCモード燃費はダックス125が65.7km/l、モンキー125は70km/lとやや差があり、燃料タンク容量もダックスのほうが3.8Lと小さめ(モンキー125は5.6L)なので、給油頻度にはそれなりの影響がありそうだ。 1969年発売の初代ダックス(ST50/ST70)は、メカニズムの露出を可能な限り抑えることで、バイクの気軽さを誰もが楽しめるというコンセプトを具現化したというが、現代のダックス125にもその思想は受け継がれ、燃料タンクや配線類を隠すプレス成型フレームを新作して継承。クラッチ操作を省略し、気軽なタンデムも可能な設計とした。家族や友人、恋人とも楽しめるのがダックス125なのだ。 もう一方のモンキー125は、可愛らしいスタイリングながらメカニズムはしっかりとモーターサイクルを意識させるもので、ソロライド専用設計なことも走りのよさを予感させる。ひとりでトコトコ走ることも、誰かと一緒にビューンと走ることも、自在に楽しめる1台だ。初代モデルは2017年に発売され、2021年にエンジンが新型に切り替わっている。 このほか、アップフェンダー+ブロックタイヤでオフロードテイストも併せ持つモンキー125に対し、ダウンフェンダー+ロードタイヤのダックス125という違いもある。価格は44万円のモンキー125と45万1000円のダックス125。スタイリングや大きさは似ていても、それぞれのコンセプトには明確な違いがある。モンキー125は国内でも2024年夏あたりにカラーチェンジを受けそうだが、タータンチェック柄シートが欲しいなら今のうちかもしれない。悩める時間は意外と短いかも……?
ダックス125 vs モンキー125 をスペックで比較!
車名 ダックス125 モンキー125 型式 8BJ-JB04 8BJ-JB03 全長✕全幅✕全高 1760✕760✕1020mm 1710×755×1030mm 軸距 1200mm 1145mm 最低地上高 180mm 175mm シート高 775mm 776mm 車両重量 107kg 104kg エンジン種類 空冷4ストロークOHC 単気筒 ← 総排気量 123cc ← 内径✕行程 50.0mm✕63.1mm ← 圧縮比 10.0 ← 最高出力 9.4ps/7000rpm 9.4ps/6750rpm 最大トルク 1.1kg-m/5000rpm 1.1kg-m/5500rpm 始動方式 セルフ式 ← 変速機 常時噛合式4段リターン 常時噛合式5段リターン (停止時のみロータリー式) 燃料タンク容量 3.8L 5.6L WMTCモード燃費 65.7km/L 70.0km/L タイヤサイズ前 120/70-12 120/80-12 タイヤサイズ後130/70-12 130/80-12 ブレーキ前 ディスク ← ブレーキ後 ディスク ← 乗車定員 2名 1名 価格 45万1000円 44万円 色 黒、青、灰 赤、黄、黒 発売日 2024年8月22日 2023年9月21日
参考:タイ仕様モンキー125[2024年モデル]
こちらは2024年5月下旬にタイで発表された2024年モデル。変更内容はカラーチェンジのみだが、燃料タンクのモノトーン化や柄なしタックロールシートの採用でイメージをガラリと変えている。日本でも2024年夏の登場が見込まれている。 ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。