ネット予約した「新幹線」の切符が発券できず、乗り遅れてしまいました…「払い戻し」はできるのでしょうか?
新幹線の切符の予約は、駅の窓口で直接行うだけでなく、インターネット上からでも行えます。 インターネット上で予約する場合、後で切符を発券して乗車することもありますが、今回のケースのように発券に手間取ったり遅刻したりすると、目的の便に乗り遅れてしまうこともあるかもしれません。 本記事では、予約した切符の便に乗り遅れた場合の払い戻しについて、詳細を解説します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
予定の便に乗り遅れた場合の払い戻しは可能?
新幹線の予約は、窓口以外でもJR各社のインターネット予約サービスを通じて行えます。今回は例として、東海旅客鉄道株式会社(以下、JR東海)や西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)、九州旅客鉄道株式会社(以下、JR九州)が運営する「エクスプレス予約」の公式情報を基に、払い戻しの概要をご紹介します。 結論からいうと、発券できずに乗り遅れた場合、払い戻しは「可能」です。新幹線が発車した後は、乗車日の翌日以降に、自動的に手数料が引かれた金額が払い戻しされます。 払戻金額について詳しくは、乗車日の翌々日以降に、サイトの「ご利用履歴」から確認可能です。 ■払戻手数料 払戻手数料は、予約した切符の種類により変わります。例えば、「EX予約サービス」の片道商品か往復商品か、列車が発車する前か後かなどで異なります。 表1に列車発車時刻後の払戻手数料をまとめました。 表1
出典:東海旅客鉄道株式会社 西日本旅客鉄道株式会社 九州旅客鉄道株式会社 「EX予約 予約した新幹線を払い戻す」を基に筆者作成 発券前の予約切符を払い戻しする場合は、これらの手数料が引かれて自動的に払い戻されます。 ■発券後は自動的に払い戻しされない 今回のケースはインターネット上で新幹線の切符を予約したものの、発券していない状態です。この場合は自動的に払い戻しされるでしょう。 では仮に予約した切符を発券した後で乗り遅れた場合はどうなるかというと、自動的な払い戻しは行われません。 乗車日当日までにJR東海、JR西日本、JR九州の主な駅の窓口へ行き、払い戻し手続きをする必要があります。その際は、切符とエクスプレス予約の決済用クレジットカードを持参しなければならないようです。