新業態を模索する近畿小売業 域外にも積極出店 オーケー進出で風雲急告げる
足下に迫るオーケー
近畿では11月26日に、オーケーがエリア初となる高井田店(大阪府東大阪市)を開店する。すでに兵庫県などへの出店も計画しており、食品SM間の競争が激しくなるのは必至。さらに、愛知県のカネスエも11月、大津市へ関西1号店をオープンする。 こうした動きに対し、近畿の小売各社は新業態による展開を模索するとともに、他地区でのドミナント強化にも積極姿勢を示す。 平和堂は25日、愛知県知多市に知多店をオープン。同市への出店は初だが、愛知県内は19店目となる。4月には日進香久山店(日進市)を開いており、今期中に守山小幡店(名古屋市)の開店も予定する。平松正嗣社長は「東海は食品SM中心のドミナント構成で、NSCを中核に展開する」との考えを示している。 オークワも7月にスーパーセンターオークワ知多店(知多市)を開業した。愛知県内12店目で、好調なスーパーセンター業態の出店により県内での存在感を高める。