【池上解説】韓国がまた反日に!?どうなる?これからの日韓関係
今日は日本にも大きな影響がある、お隣の国、韓国や北朝鮮について 今是非知っておきたい最新のニュースを解説していきましょう。 【画像】韓国がまた反日に!?どうなる?これからの日韓関係
■ユン大統領…選挙大敗でこれからの日韓関係は?
お隣韓国で先月行われた総選挙。日本とは関係ない、なんて皆さんは思っていませんか?実はこれからの日韓関係を占う大事な選挙だったんです。 韓国といえば大統領がかわる度に反日・友好的と態度が変わることはご存知の方も多いでしょう。前のムン・ジェイン大統領時代は日韓関係が過去最悪とまで言われました。でも今のユン・ソンニョル大統領になってからは関係が良好です。そのためか、日本を訪れる韓国人、そして韓国を訪れる日本人は各国と比較してもお互いトップ。実際、日本でもたくさんの韓国人を目にするようになりました。 政治面でもかなり関係の改善が進んでいます。ムン・ジェイン政権時代は数年直接会っての首脳会談がない、という異常事態でしたが、ユン大統領と岸田総理は去年だけで7回も会っています。さらにずっと日韓関係の大問題となっていた元徴用工問題についても、日本企業に賠償金を支払うように命じた韓国裁判所での判決に対し、韓国政府傘下の財団が賠償金を肩代わりする方向で話が進むなど、ユン大統領のもとで日韓関係は一気に改善されてきています。 そんな日韓関係に影を落としかねないのが、先月行われた韓国の総選挙です。 結果はユン大統領の与党が108議席に対し、最大野党が175議席と惨敗。その最大野党のトップ、イ・ジェミョン氏は日本に対して強硬的な姿勢で知られていまして、福島第一原発の処理水についてこんな発言もしています。「日本の各汚染水排出は第2の太平洋戦争として記録されるだろう」…こんな表現で日本を批判しているんです。 ちなみに原発処理水に含まれていると問題視しているのがトリチウム。でも韓国の原発も大量のトリチウムを海に放出しているんです。日本だけ批判するのはおかしいですよね。 そんなトップが率いる野党に大敗したことで、ユン大統領の対日外交は方向転換してしまうのでしょうか?実はユン大統領は態度を変えず、これまで通り友好的外交を推し進めるといわれています。でもここでギモンがわきませんか?なぜユン大統領はそこまでして日本との関係を良好にしておこうとしているのでしょうか。実はその最大の理由は北朝鮮の脅威と言われています。