硬くて割れない!幻の「まさかりカボチャ」は北海道・開拓の味 カボチャ生産量日本一のナゾ探る
秋の味覚の代表! カボチャの収穫時期は?
そんなカボチャ、収穫は終わりの時期を迎えているんです。 8月~9月に収穫したカボチャは、熟成されて甘みを増した頃合いにお店に並ぶといいます。 まさにいま、おいしい時期を迎えているんです。 そんな北海道の特産であるカボチャですが、品種がたくさんありますよね。 実は、北海道で最初に栽培されたといわれている品種が「まさかりカボチャ」というものなんです。
北海道で最初に栽培された「まさかりカボチャ」とは? 直売所で探してみると…
(宮永キャスター)「芽室町の直売所にやってきました。収穫の秋、カボチャもシーズンを迎えています。たくさん並んでいますね。これは変わった形をしていますよ。バターナッツかぼちゃなどいろいろあるんですけども、北海道のカボチャのルーツ・まさかりカボチャは見当たりませんね」
(宮永キャスター)「北海道で最初に作られた、まさかりカボチャって聞いたことは?」 (客)「ないです」 (客)「あー、むかしありましたよね。もう70年食べていない」
(客)「まさかりカボチャは当時はあったけど、いまは改良されているから」 (宮永キャスター)「まぼろしのカボチャ?」 (客)「まぼろし…そうでしょうね」
いまや、まぼろし? 北海道・開拓の味「まさかりカボチャ」とは?
「まぼろし」というまさかりカボチャ、じつはいまも生産している農家さんがいるんです。 (川合農場 川合拓男さん)「こちらがまさかりカボチャです。開拓時代に主に食べられた、作られたと聞いています」 育てているのは芽室町の農家・川合拓男さん。 北海道で数少ない、まさかりカボチャの生産者です。
(宮永キャスター)「形も独特ですよね?」 (川合農場 川合拓男さん)「カボチャらしい丸い形からすると、ラグビーボール状、ひょうたん型というか、独特な形をしています。明治の開拓ぐらいの時代に北米から導入された品種で、それが北海道の開拓時代を支えたと言われている」
(宮永キャスター)「どうしてまさかりカボチャという名前?」 (川合農場 川合拓男さん)「名前の由来となったのは、カボチャの皮がとても硬い。まさかりじゃないと割れないと言われているくらい硬い」