「UFC310」で王者パントージャといきなりタイトル戦を行う朝倉海

　世界最高峰の格闘技団体「UFC」に初参戦する元RIZINバンタム級王者の朝倉海（30＝JAPAN　TOP　TEAM）17日、都内で会見を行った。12月8日（日本時間）の「UFC310」（米ネバダ州ラスベガス・T―Mobileアリーナ）でいきなりフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャ（ブラジル）に挑戦する朝倉は「とてもうれしいし、気合が入ってます。ダナ・ホワイト社長からも期待してもらっているし、インパクトを残せるようにしたい」と笑顔。 【写真あり】＜超RIZIN3＞平本の右フックを食らう朝倉（左） 　海は昨年末にRIZINバンタム級王座を獲得後、今年6月に同王座を返上すると同時にUFC挑戦を発表した。日本ではバンタム級だが、UFCではフライ級でケージに上がる。「最初はフライ級でどっちの階級でもトップを獲る」とゆくゆくは2階級制覇を目指すという。 　王者のパントージャには「寝技の決めが強いし、ハートの強さもある。しかし技術が上とは思わない。打ち合ってくれるので1ラウンドからKOのイメージがある。対策はしている」とKO宣言も飛び出した。 　兄の朝倉未来からは「いきなりタイトル戦なのか」と驚いていたという。試合当日のセコンド入りには「今、話をしているし、ぜひ来てほしい。指示は凄いし、いれば安心感がある」と要請している。さらに王者になったあかつきには日本でUFC開催を直訴する予定だ。「日本をUFCをやってもらいたい。目標は来年に持ってきたい」と2017年以来8年ぶりに日本開催を目指す。