【NFL】母校を州大会優勝に導き、NFL復帰を計画するQBテディ・ブリッジウォーター
高校時代の母校を州大会の栄冠へと導く指導者としての成功を味わった後、テディ・ブリッジウォーターが選手としてのキャリアを再開しようとしている。現地21日(土)にフロリダ州のマイアミ・ノースウエスタン高校のフットボールチームを州タイトルに導いたブリッジウォーターは、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロに対し、NFLに復帰するつもりだと明かした。
ブリッジウォーターは火曜日に配信された『The Insiders(ジ・インサイダーズ)』で「それが計画だ。俺のチームもその計画を知っている。州大会で優勝することを望んでいた。そこからコーチがリーグに戻り、どうなるか見てみて、2月のオフシーズンにはまた戻ってきて高校フットボールの指導を続ける。どういう展開になるか見てみよう」と話している。
ペリセロから、特定のチームとの接触やさらなる詳細について問われると、ブリッジウォーターは笑みを浮かべながらカメラに州大会のメダルを見せ、こう語った。
「今はこの州大会優勝を楽しんでいるところだ」
2014年NFLドラフトの1巡目でミネソタ・バイキングスから指名されたブリッジウォーターは、デトロイト・ライオンズでの1シーズンを経て昨年に引退。また、ブリッジウォーターはニューオーリンズ・セインツ、カロライナ・パンサーズ、デンバー・ブロンコス、マイアミ・ドルフィンズにも所属していた。
ブリッジウォーターは引退後すぐにマイアミ・ノースウエスタン高校のヘッドコーチ(HC)に就任し、チームを12勝2敗の成績に導いている。ブリッジウォーターの就任初年度は、土曜日に行われたフロリダ・ハイ・スクール・アスレチック・アソシエーション(FHSAA)ディビジョン3Aのタイトルゲームでのレインズ高校に対する41対0の勝利で締めくくられた。
32歳のブリッジウォーターは負傷者が出ている、あるいはQB陣の状態が不安定なチームにベテランの存在感を提供できるかもしれない。これまでにNFLで79試合に出場し、先発を務めた65試合で33勝32敗の戦績を残してきたブリッジウォーターは、1万5,120ヤード、タッチダウン75回、インターセプト47回を記録している。
「次の1週間半、2週間がどうなるか見てみよう。チームと契約するかもしれないし、何かあるかもしれない」とコメントしたブリッジウォーターは「そして、2月に高校フットボールのコーチに復帰する。どうなるか見てみよう」と続けた。