高速道路走行中に、飛び石で「フロントガラス」にヒビが! 修理代が“9万円”かかるけど、等級が下がっても「自動車保険」を使うべき? プリウスを例に解説
フロントガラスの飛び石は車両保険で直せるが等級は落ちる
車両保険に加入していれば、飛び石によるフロントガラスの修理費用に保険を使えます。免責0円の契約であれば、修理費用の負担を0にもできるのです。しかし、無事故なら等級が1等級上がるところ、保険を使うと等級が1ランク下がり、次年度以降の保険料が上がります。 例えば、10等級で1年間の保険料が8万円だったとき、保険を使った場合と保険を使わなかった場合の翌年以降6年間の保険料をシミュレーションすると図表1の通りです。 図表1
ソニー損害保険株式会社 保険を使うと、どれくらい保険料が高くなるの? を基に筆者作成 6年間で6万3000円の差がつきます。輸入ガラスに交換した場合の修理費用5万3900円より、保険料の差額のほうが大きいのです。 もちろん保険の内容、現在の等級や車種によって、どちらが費用負担を抑えられるかは変わってきます。使った場合と使わない場合の翌年以降の保険料をシミュレーションしてもらい、保険を使うかどうか判断すると良いでしょう。
飛び石の修理費用をどうするかはケースバイケース
飛び石でフロントガラスが破損したときの対応としての最善策は、状況によって変わります。まずは保険会社に連絡して、費用負担を相談しましょう。保険を使うかどうかは、翌年以降の保険料の値上がりとのバランスを考えて判断したほうがいいです。 保険を使わず自費で修理をする場合は、リペアで済むのであればリペアを選択して費用を抑えてもいいですし、純正ガラスにこだわらないのであれば安いガラスを選ぶのもありでしょう。 出典 ジャパンオートガラス プリウスのフロントガラス交換修理 ソニー損害保険株式会社 保険を使うと、どれくらい保険料が高くなるの? 執筆者:浜崎遥翔 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部