【汚れたGパンは水虫になる⁉️】汚れたジーンズを履き続ける健康リスクを解説
ジーンズの洗濯頻度は、人それぞれ。一度も洗わずに3回以上着用するのは不潔だと思う人もいれば、10回ほど着用したら洗濯するという人も当たり前のようにいる。ジーンズの老舗メーカー「リーバイス」のCEO、チップ・バーグは、デニムの質を維持するために洗濯機で洗うのを控えていると明かしている。 【写真】これだけは毎日洗って&拭いて!清潔に使うべき7つのアイテム しかし、私たちの身体は1日に3万以上もの細胞が剥がれ落ちることを考慮すると、ジーンズの裏地は明らかに清潔ではない……。そこで今回は、ジーンズの裏地に潜む古い角質や細菌の蓄積物が、健康上にもたらすリスクを徹底解説! その内容をイギリス版ウィメンズヘルスからご紹介。
そもそも、ジーンズは何度履いたら洗濯する?
ツイッター投票に対し、メンズヘルス購読者の約63%は、洗濯するまでに少なくても4回は履くと回答している。残りの37%は、洗濯せずにジーンズを3回以上履いたことは一度もないと答えたそう。 中には、「デニムは毎回洗濯するべきです。交通機関を利用している人は特にです」と呼びけるツイッターユーザーも。 頻繁に洗濯すれば、デニムの形やフィット感を修復できると説明した人もちらほら。 しかし、大半の人は、同じデニムを洗わずに長期間着用している。そのうちの23%の人は、洗濯するまでに少なくても10回は着用していることを認めたという。
汚れたジーンズを履くことで、健康上のリスクはある?
汚れたジーンズを10回以上も履くなんて汚い! と思う人は多いかもしれないけれど、ノースウェスタン大学フェインバーグ医学部で皮膚病学科の講師を務めるスティーブ・スー医学博士が言うには、細菌感染症を起こす可能性は、極めて低いそう。 「皮膚は、感染症に対して優良なバリアになります」と、スー医学博士はメンズヘルスに話している。要するに、健康的な男性のほとんどは、洗濯をサボったからといって、心配する必要はないとのこと。 しかし、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の医学部で、臨床および美容皮膚科学部長を務めるエイドリアン・ホートン医学博士が言うには、生殖器に痒みや真菌感染症を伴う可能性もあるという。 「男性の多くは、水虫になります」と、ホートン医学博士。下着を履く前に靴下を履いていなければ、真菌が鼠蹊部へ移り、ジーンズにまで付着するよう。ジーンズを洗わないまま着用すると、真菌は繁殖し続けることになる。 「真菌が潜んだジーンズを履いて歩くだけでも、ますます増殖していきます」と、ホートン医学博士。 また、塞がれていない傷口があったり、湿疹が出やすい人や、肌が乾燥気味な男性も、細菌感染症になる可能性は高いとのこと。また、ジーンズに付いた皮脂は、ニキビや毛包炎の原因になることが多い。
ジーンズはどのくらいの頻度で洗うべき?
ホートン医学博士が言うには、衣類の洗濯頻度に関する医療ガイドラインは存在せず、全ては個人の考え方次第だという。掃除専門家のジョリー・カーは、ジーンズを5~10回着用したら洗濯するように勧めている。デニムを長持ちさせたければ、洗濯するときはデニムを裏返しにして洗うか、手洗いをするといいそう。 ※この記事は、当初『Men's Health』に掲載されました。当初2019年に公開されたものを再編集しています。 ※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました