厚生年金「独身男女の平均差」は年額で約26万円?年金を増やす5つの方法を解説
2024年は「5年ごとに行われる財政検証」実施の年であり、7月3日には検証結果が公表されました。 ◆【一覧表】男性と女性、厚生年金の平均額はいくら違う? さまざまな年金の制度について、財政的な問題がないか検証しています。 では、男性と女性で年金額がいくら異なるのでしょうか。 今回は、男性と女性の年金額がいくら異なるのか解説します。 記事の後半では、年金額を増やす方法について解説するので、ぜひ最後までご覧ください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
男女別の年金額
厚生労働省が2024年2月6日に公開した「年金制度基礎調査」によると、独身の男性と女性の年金額(年額)は平均で以下の通りです。 ●独身の男性と女性の年金額(年額) ・男性:171万4000円 ・女性:145万2000円 年間で、約26万円の差が生じています。 次に、厚生年金の受給額を男女別で確認しましょう。 ●厚生年金の受給額(男女別) 2023年12月に公表された厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、男性の厚生年金は年齢別に、以下の通りです。 ・60歳:9万6583円 ・61歳:9万2895円 ・62歳:10万6853円 ・63歳:11万2992円 ・64歳:9万609円 ・65歳以上:16万7388円 一方、女性の受給額は以下の通りです。 ・60歳:8万4623円 ・61歳:8万3049円 ・62歳:5万5477円 ・63歳:5万6063円 ・64歳:4万9763円 ・65歳以上:10万9165円 2022年度の男性と女性の受給額の差は、以下の通りになりました。 ・60歳:1万1960円 ・61歳:9846円 ・62歳:5万1376円 ・63歳:5万6929円 ・64歳:4万846円 ・65歳以上:5万8223円 62歳以上の年齢でみると、受給額に5万円程度の差がありました。 こちらの資料では、独身に限らず夫婦世帯も対象に含まれます。結婚や出産を期に厚生年金を脱退した方などは、受給額が減るものと考えられます。 では、受給額のボリュームゾーンを男性と女性で確認しましょう。