子供に持たせてよかった、防犯ブザー付きライト「ポタラ」
家電 Watchの書き手の皆さんと編集部が「よかった」と思えたものやサービスなどを、ゆるめに紹介するコーナーです。日々のちょっとした気づきなども共有します 【画像】ランドセルに付けると、けっこう目立つピンクの本体 10月に入り陽が沈む時間が早くなってきた。我が家には小学4年の息子がいるが、放課後子ども教室から帰宅する5時~5時半くらいには、あたりが暗くなっている。 住んでいる場所は、特別に治安が悪いわけでもないが、決して「良い」といえるほどでもない。当初は、男の子ということで心配することもなかったが、昨年などには「おじさんに後をつけられたぁ!」と言って帰宅することも何度かあった。 小学1年生の時に(おそらく)学校経由で購入した防犯ブザーは、ランドセルの外側に付けていることもあって、もうボロボロ。ちょうどキングジムから首掛け式の防犯ブザー付きポータブルライト「ポタラ BPL10」が発売されたのを機に、息子に使わせてみることにした。 ■ 本体がスリムだから邪魔にならない 本体カラーは、シロ/クロ/ピンクの3色がある。これは目立った方が良いだろうと、ピンクにしてみた。息子が嫌がるかもな? とも思ったが、ランドセルに巻き付けると、そうした文句はなく、むしろ色も形も気に入ったようだった。 もともとが首掛け式で、付属のストラップが長いため、ランドセルにぐるぐる巻きにして付けている。もう少し見栄えの良い付け方を考えようと思いつつ、「どう?」と聞いても……「分かんないけど、今までのよりも薄くていいよ!(笑)」という感じで、ストラップについてはなんとも思っていなそうなので、そのまま使っている。 ランドセルに付けてから、まずはブザーを鳴らしてみた。この状態で、すぐにブザーを鳴らせるのか、ブザーの音量は申し分ないのかをチェック。 音の感じ方は人によるだろうが、1年生の時から使っていたブザーよりも、キングジムの「ポタラ」は、音にハリがあって響き渡りそうな気がする。 これまでの防犯ブザーは、トリガーとなる紐が千切れて短くなっていたため、息子がかなり力を込めないと引けなかった。そのせいもあり、「ポタラ」も思いっきり引いていたが、慣れてくるほどに「そんなに力いっぱい引っ張らなくてもいいみたい」と気がついた。鳴らそうと思えば、すぐに鳴らせそうだ。 同機には、ライトも搭載されている。本体背面のライトのマークのボタンを押すと点灯し、もう1度押すと点滅、さらに押すと消灯する。このボタンが小さいため、筆者の指だと少し押しづらさを感じたが、息子は「え? そう? 押しやすいよ」と言っていたので、まぁ問題ないのだろう。 照度についても、照明を付けたままの室内で使ってもまぶしさを感じるくらいなので、このサイズとしては標準的だろう。 ライトを使うと電池の消耗が激しそうなので、「暗くなったらすぐに使っていいけど、ふざけては使うなよ」と言い含めている。 その電池交換については、本体背面の蓋を、10円玉などですぐに開けられる。何年も使い続けたら、蓋がグラつくこともあるだろうが、すぐに壊れる雰囲気は全くない。 交換電池が、コイン電池としては最も手に入れやすい「CR2032」。我が家では、自転車用ライトや忘れ物防止タグなどにも使っている。そのため常に予備電池をストックしている、交換しやすい電池だ。 キングジムの「ポタラ」のおかげで命拾いした……なんてことがないのが理想的。だが、犯罪などに巻き込まれないために、まずは息子の防犯意識を高めておくことが重要だと思っている。そうした意識付けをする意味でも、本体カラーを目立つピンク色にして良かった。 それと書き忘れたが、「ポタラ」はIP64の防水仕様だ。通学や通勤、散歩などに持ち歩くのにも良いが、それだけでなくキャンプや災害時にも役立つはずだ。特にキャンプなどに行くのなら、もちろん子供から目を離さないことが最も重要なのは言うまでもないが、子供にこれを持たせて「1人になってしまって不安になったら、すぐに鳴らしてね」などと言い含めておくと、迷子を防げて安心できそうだ。
家電 Watch,河原塚 英信