ヤマハの「EVの世界」がナナメ上。生成AI活用、ソニーとの共創、マリンレジャー用など、未来の7台
月面が似合う1人乗りオフロードモビリティ
ミニマリストなんて言葉が一時期話題になったけれど、コイツは1人乗りの電動モビリティ。しかもこんなにサイバーチックなのに、オフロード用だというのだ。 上のROV(Concept580)とは真逆の、岩や泥地を走るオフローダーのような力強さはないのに、月面を走りそうな宇宙船感はある。 そういえばテスラのサイバートラックもこんな風に直線基調 、コイツでキャンプ場を走ったら俄然注目を集めそう。
過酷な作業もコイツなら楽しんでやっちゃえそう
こちらは農地/中山間地での簡単な作業をより軽快で楽しくする、1人乗り電動モビリティ「Concept451」。 最近農業に就いた若者から、長年やっているおじいちゃんおばあちゃんまで、みんなの毎日を明るく楽しくしてくれそう。 しかし、このConcept451の最大のポイントは、開発に生成AIとブロックチェーン技術を活用して開発期間を短縮したことにある。 最近よく聞く生成AIって、こういう使い方もあるんだ。今までになかったようなカッコいい乗り物も、次から次へと生まれてくる!? 未来はもう目の前なのかも知れない。
垢抜けたゴルフカートもすぐに作れそう!?
会員制リゾートホテルやゴルフ場などを運営する総合リゾート企業のリゾートトラストと共創したのが「Concept350」。 そのため、後ろにゴルフバッグを詰めるようになっている。つまり、1人乗りのゴルフカートというわけ。こんな風に、ゴルフ場ごとにいろいろなカタチのカートがあると、ゴルフがさらに楽しくなりそう。
リビングに飾ってもサマになるモビリティ
バイクのヤマハらしい乗り物が「Concept682」。バイクのようにホースライドだけど4輪っていうところが面白い。 ホビー感もあって、アウトドアブランドのキャリーカートのように、乗り終わったらリビングに持ち込んで飾っておきたいモビリティだ。
先進的機能付きの北欧デザイン3輪電動カーゴバイク
前に大きなハコが付いた3輪の電動カーゴバイクってだけでも欲しくなるのに、このデザイン! さすが北欧デザインの家具を製作している二葉家具との共創だ。 しかもこの「Concept294」はソニーグループとも共創している。詳細は不明だが、IoTを活用してインターネットと繋がる3輪電動カーゴバイクらしい。 例えば道路情報と繋がれば、角を曲がった先の交差点の信号が赤だとか、家に帰ると自動で門扉が開いてエアコンがつくとか、いろいろな可能性を秘めていそう。 もちろん、ヤマハが作るだけに車体を倒すリーン走行は当然だという。安心安全でカッコよく、しかもあれこれ便利な乗り物。まさに3社で狙った「都市生活における便利でスタイリッシュな移動手段」だ。 籠島康弘=文
OCEANS