ヤマハの「EVの世界」がナナメ上。生成AI活用、ソニーとの共創、マリンレジャー用など、未来の7台
今やいろんな乗り物が電動化している。けれど、我々は電気で走るから自転車やキックボード、車に乗りたいわけじゃない。便利でカッコいい乗り物に乗りたいだけなのだ。 【写真10点】「ヤマハのコンセプトEV」を写真でチェック そんな気持ちを知ってか、ヤマハが東京オートサロン2024で提案したのは、周りのカスタムカーとはまったく違う乗り物たち。それも、社外に「一緒にどうですか!」と誘って作っちゃったものまである。 そんなオープンでフレンドリーな気持ちが、電動化時代に新しい便利さとカッコ良さを創る乗り物を作るんじゃないかな。
これが何にでも化ける!? ヤマハの汎用コア技術
ヤマハが1~2人乗りの低速パーソナルモビリティのために開発している汎用プラットフォームが「ヤマハモータープラットフォームコンセプト」。これが下記のさまざまな乗り物に化ける。 モーターはヤマハ製だが、バッテリーはホンダの「モバイルパワーパックe」を使用。下記を見ればわかるけど、用途に応じて自在に姿形を変えられるのだ。
マリンレジャーだけでなくキャンプにも使えるかも
ヤマハの乗り物と言えばバイクがすぐ思い浮かぶが、ボートをはじめとしたマリンスポーツ製品も60年以上前から手掛けている。 そんな同社らしい乗り物がマリンレジャー用モビリティ「Concept 310」だ。 2人乗りで、フィッシングボートを載せたトレーラーを牽引することもできる。展示車の荷台には、大漁に備えてクーラーボックスを釣り上げるアームも備えられていた。
これで磯釣りや、ボンベを積んでスキューバに出掛けるのって楽しそう。キャンプなら、駐車場からテントの設営場所まで狭い道も荷物を積んで行けるから便利かも!?
野山が好きこそ、排気ガスなしで駆け回りたい?
アメリカでの人気ぶりを受けて、最近は日本でも注目されつつあるレクリエーション・オフハイウェイ・ビークル(ROV)。 ヤマハも40年以上前から参入しているが、東京オートサロン2024で提案したのは電気で走る2人乗りROVの「Concept580」。レクサスもカワサキも良かったけど、これもまたカッコいい! 野山を駆けめぐる際に排気ガスが気になる人にとって、電動化は大賛成だろう。マウンテンレジャーだけでなく、これで羊を追ったりする酪農もサマになりそうだ。コイツが登場すれば、日本でのROV人気が加速する!?