北海道で大量発生「オオズワイガニ 」めぐり、国・鳥取県が異例の要請…メスを「親がに」として販売しないで 地元の特産ズワイガニのメス・親がに「値崩れ」にも懸念の声
そこでは、オオズワイガニとズワイガニとでは明確に品質や価格に違いがあるにもかかわらず、明確に識別できないような名称で販売されているケースが散見されていので、消費者庁のガイドラインに基づいた適正な表示が行われるよう、関係業者への指導の徹底して欲しいとしています。 オオズワイガニのメスを販売すること自体は何も問題ありませんが、販売する際は、「北海道産 オオズワイガニ メス」のように、種ごとの名称をはっきり書く必要があるというわけです。 鳥取県水産振興課の担当者 「種が異なる『オオズワイガニ』のメスと『ズワイガニ』のメスが、同じ『親がに』として販売されている状況に、本県に対して漁業者から親がにへの悪影響(味が違う、値崩れ)等の懸念が寄せられており、他県においても同様の懸念の声がありました」 一方で、この「親がに」「セコガニ」「香箱ガニ」などの呼び方は、全てその地域特有のいわゆる地方名。そもそもがその種ごとの正式な名称ではない上、ガイドラインで示されているものの法的な拘束力もないため、罰則もなく、取り締まることは難しいと話します。 こうした中、鳥取県がまとめた直近のズワイガニ漁の水揚げ状況のまとめでは(今月6日~14日)、親がにの水揚げ量(81トン)は昨年並である一方、金額は前年同期比の27%減(1億9622万円)、単価も前年同期比28%減(1キロあたり2413円)と前年を大きく下回っています。 鳥取県漁業調整課によりますと、解禁後おだやかな天候が続きコンスタントに水揚げがあったことや、他県でもズワイガニのメスが多く獲れていることが考えられ、オオズワイガニとの関連性は分からないということです。 鳥取県の「親がに」の漁は年内いっぱい続きますが、今後「オオズワイガニ」が「ズワイガニ」にどのような影響を及ぼすか、注視していく必要がありそうです。
山陰放送
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