ブラック星博士

　2025年はどんな年になるのでしょうか？　星に願いをかけませんか？　普段見る星空もいいですが、天文現象にも注目です。明石市立天文科学館の人気キャラクターで、キッズプラネタリウムではプラネタリウムの操作卓を乗っ取り、ダジャレまじりのさむーい星空解説でみんなの心を惑わす「ブラック星博士」に、2025年の星空の見どころを聞きました。 【画像】2025年1月の星空 【ブラック星博士】　わははは★ブラック星博士じゃ。2025年いろいろと楽しみな天文現象があるぞ。夜空にはたくさんの星が光っておる。その中でも惑星に見どころが多いんじゃな～。惑星にわくわくせい（惑星）って感じじゃな。わははは★ 　まずは金星。（2024年）年末から（2025年）年始の頃、夕暮れに宵の明星として輝いておるんじゃ。とってもきれいじゃな。 ―――明るい星ですから見つけやすいですね。 【ブラック星博士】　そして火星。火星が1月、地球に近づいてくるんじゃ。地球に近づいた火星が赤～く輝くんじゃぁ。火星のことはまかせい（火星）！って感じじゃな。わははは★ 　土星も大変見どころがあるんじゃ。土星には大変美しいリングがある。土星のリングにかんどうせい（土う星）！っていう感じじゃな。この土星のリングじゃが、15年に一度その姿が真横になって見えなくなるんじゃ。実は2025年はその年であ～る。 ―――いつ見えなくなるんですか？ 【ブラック星博士】　5月にはその姿が消えてしまうんじゃ。わはは★　土星のリングが消えてしまう。みんな見て『わ（環）！』と驚くんじゃな。わははは★ ―――他の惑星はどうでしょう？ 【ブラック星博士】　木星と金星が夜明けの空に並ぶという、たいへん素敵な現象もあるんじゃ。8月の12日夜明けの空に木星と金星が並ぶんじゃ。これもまたきれいだなぁ。美しい2つの惑星が並ぶ姿、その木星にちゅうもくせい（木星）！って感じがするんじゃな。わははは★ ―――・・・・・ 【ブラック星博士】　そしてこの8月12日であるが、この夜はペルセウス座流星群の極大日でもあ～る。ペルセウス座流星群は三大流星群のひとつで、この夜には大変たくさんの流れ星が飛ぶんじゃな。ほかにも1月4日にしぶんぎ座流星群、12月13日ふたご座流星群もあるぞ。流れ星も見て★（ほし）いって感じじゃな。 ―――2025年、他に注目すべき現象はありますか？ 【ブラック星博士】　注目なのは皆既月食～。9月8日の夜明け、皆既月食が見られるんじゃ。夜中の遅い時間帯、皆既月食が始まる。午前2時30分に皆既月食が始まって、午前3時53分に皆既月食は終わる。ま、夜明けの現象だけれどもな、見逃すと、げ～！ショック（月食）という感じになるぞ。ぜひ見て★（ほし）い！ ―――月曜日ですね。前の日に早めに寝て、早めに起きましょう。 【ブラック星博士】　他にもプレアデス星団が月に隠されるプレアデス星団食があったり、太陽黒点がいっぱい出て、もしかしたらオーロラが日本でも見えたりするかもと、いろいろと楽しみの多い年じゃ。2025年もぜひ星空を見て★（ほし）い！って感じじゃな。わははは★ ◆明石市立天文科学館（明石市人丸町2-6） 営業時間　9:30～17:00 休館日　毎週月曜日、第2火曜日、2024年12月27日～31日、2025年1月5日～10日 お正月特別開館　2025年1月1日～4日（11:00～15:00） ※なお、1月1～4日まで駐車場は利用不可