【何がどう違う?】サービスエリアとパーキングエリア「目からウロコ」の使い分け方
● 「NEOPASA」「EXPASA」は、NEXCO中日本エリアにある次世代SA NEOPASA、EXPASAは、ともにNEXCO中日本エリアの高速道路に展開する施設です。 NEOPASAは施設規模、業態・施設配置、園地計画まで新たな設計思想で作られた商業施設で、新東名高速の上下線合わせ9カ所(清水PAは上下線集約)に設置され、広々としたスペース、長距離ドライバーのためのシャワーなどの施設、愛犬家向けのカフェやドッグラン、アパレルや雑貨のセレクトショップ、バイク用品店など、これまでのSAにとらわれないバラエティに富んだ店舗群が特徴です。 NEOPASAは主に静岡県にあることから、地元のグルメとしては「しらす丼」や「静岡おでん」などを提供、人気を集めています。 EXPASAは、人気店舗の導入、憩いの場の設置、地域の特産品を扱う売場を設置するなどしてリニューアルしたSAとなっています。こちらは東名高速の海老名SAなど、上下線合わせて10カ所(浜名湖SAは上下線集約)に設置されています。 ● NEXCO西日本エリアは「PAVARIE」「モテナス」 PAVARIEとモテナスは、NEXCO西日本エリアの高速道路に展開する施設です。 PAVARIEは「駐車」と「さまざまな」の意味を持つフランス語の単語を組み合わせた造語で、ナショナルブランド、地域有名店でショッピングや飲食が楽しめる複合型商業施設となっています。現在、山陽道・福山SA(上り)、名神高速・大津SA(下り)、大分道山田SA(下り)の3カ所に設置されています。 モテナスは、その名称どおりに真心のこもった「おもてなし」を提供することをコンセプトとしたSA/PAで、上下線合わせ47カ所に設置されています。 こうした次世代型のSA/PAの特徴は、ドライブの途中に立ち寄るだけでなく、「そこに行くこと」それ自体を目的にできるほど内容が充実しているところもあります。一部は一般道側にも駐車場が用意され、高速道路を利用しない人でも一般道側の駐車場にクルマを停めて徒歩で入場し、飲食や買物を楽しむことが可能です。 →後編『最近増えてる高速道路の「ハイウェイオアシス」って何?“休息所”の域をはるかに超えた充実ぶり』に続く
植村祐介