Number_i「怒涛の1年」を総括 世界でぶちかました3人の快進撃を振り返る
フェスで巻き起こした熱狂、フルアルバム『No.I』での進化
6月には初の単独公演「No.O -ring-」を有明アリーナで3日間にわたり計6公演行った。和風のSEでスタート。ステージ上には大きな松の木が置かれており、客席には桜の花びらが降り注ぐという世界観の中、岸プロデュース曲「OK Complex」からライブはスタート。ソロダンスコーナーを含め全16曲を披露。それぞれのポテンシャルを見せつけながら、満員のオーディエンスに丁寧に感謝を伝えた。ライブ中、1stフルアルバム『No.I』のリリースと全国7都市を回るツアーの発表もあった。 「オリコン上半期ランキング 2024」の「作品別売上数部門」の「デジタルアルバムランキング」で『No.O -ring-』が1位を獲得。また『GOAT』が2位となり、上半期デジタルアルバムランキング史上初となる1位、2位を独占した。 複数のフェスにも出演した。「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024」と「SUMMER SONIC 2024」の東京と大阪に出演し、Number_iのステージを初めて見たであろう大半のオーディエンスの熱狂を巻き起こした。千葉雄喜、Awich、LEX、¥ellow Bucks、LANAといったヒップホップ系のアクトが出演する「WIRED MUSIC FESTIVAL’24」にスペシャルゲストとして出演し、ヘッズの度肝を抜いたことも。 この投稿をInstagramで見る Number_i staff(@number_i_staff)がシェアした投稿 9月23日には1stフルアルバム『No.I』をリリース。デビュー曲「GOAT」「BON」などが収録され、「No.O -ring-」に続き、メンバーが各曲のプロデュースを担当した。リードトラックは神宮寺プロデュースの「INZM」。スクラッチ音からインダストリアルメタル×EDMな音像に突入し、「INZM 一瞬で虜さ INZM 3本の衝撃」というボースティングを経て、デビュー曲「GOAT」をセルフサンプリング。サウンドも含めて既にNumber_iブランドを確立した感がある。ハードコアやメタル色の強い「INZM(Hyper Band ver.)」も収録され、遊び心溢れる音楽の探求心もうかがえた。ソロ曲も収められており、平野のソロ曲はVaundy、神宮寺のソロ曲はKEEN(C&K)が手がけ、岸のソロはセルフプロデュース。メンバー全員がプロデュースし作詞も手掛けたファンへのラブソング的な「iLY」、それぞれの自己紹介をラップリレーする「Numbers」も収められ、Number_iの多大なる伸びしろを感じさせた。 『No.I』はBillboard JAPANのダウンロードアルバムチャート「Download Albums」で初登場首位に輝き、Spotifyのグローバルチャート「TOP ALBUMS DEBUT GLOBAL」では4位を獲得。12月2日には既存曲13曲に未発表曲「HIRAKEGOMA」を追加収録したデラックス盤『No.Ⅰ (Deluxe)』がサプライズリリースされた。