肌も髪もうるうるに♪「推し活」は女性ホルモンを味方にする!?【大人女子のための最新フェムテック】Vol.24
「女性ホルモン」って何?
女性ホルモンは女性の卵巣でつくられているホルモンのこと。「エストロゲン〈卵胞(らんぽう)ホルモン〉」と「プロゲステロン〈黄体(おうたい)ホルモン〉」の2種類があり、わかりやすく言うと、エストロゲンは「女性らしい体つくり」と「妊娠の準備」。プロゲステロンは「妊娠の維持」といった役割をもっています。 【画像】「女性ホルモン」を整えるには4選?明日から気軽に始めちゃお♪ フェムテック関連サポート事業を展開する「moN」代表の西田美華さんによると、女性ホルモンは、女性特有の身体を成長させるもので、肌や髪などのハリや潤い、精神など、女性の身体と心全てを整える大切な働きがあると教えてくれました。また、女性ホルモンについてしっかりと理解しておくことで、自分の心と身体を守ることにつながると述べています。 ■エストロゲン 女性らしい丸みを帯びた体を作り、血管や骨などを健康な状態に保ちます。また、自律神経の働きを安定させ、コラーゲン産生を促して美肌をつくるので「美人ホルモン」と呼ばれることも。 ■プロゲステロン 基礎体温を上げ、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を安定させる働きがあります。妊娠に向けて体にエネルギーや水分を蓄えようとするので、食欲が増加したり、胸が張ったり、むくんだり、生理前に体の変化が訪れるのは、プロゲステロンの作用といわれています。 この「エストロゲン」と「プロゲステロン」のそれぞれが、月経と連動して一定の周期で分泌量が増減します。加齢やストレスや疲労、過度のダイエットなどでホルモンバランスが乱れると、女性の体と心にさまざまな影響を及ぼします。 西田さん:「エストロゲンとプロゲステロン、どちらもバランスよく保つことが必須になるのですが、日々の生活習慣がホルモンのバランスに大きな影響を与えます」
女性ホルモンの乱れはPMSや体調不良の原因に!
ホルモンバランスが乱れると、生理周期不順やPMSだけでなく、子宮内膜症や卵子の排卵や着床が困難になり妊娠しづらくなるケースもあるので要注意。 また自律神経の乱れにもつながることがあり、頭痛や肩こり、腰痛、便秘のほか、イライラや不安感、不眠などさまざまな症状を引き起こす原因にもなります。しかも、皮脂の過剰分泌がおき、毛穴周りの表皮が厚くなって詰まりやすくなるのでニキビやくすみ肌の原因に。ターンオーバーの乱れからバリア機能が低下し、乾燥や敏感肌になることも。