トヨタ「カムリ/ビスタ」誕生。トヨタ初のエンジン横置きFFを採用した高級ミドルセダンは、117.5万~165.7万円【今日は何の日?3月24日】
国内では堅調、米国ではロングセラーのカムリ
その後のカムリはビッグヒットとはいかないまでも、“セダン冬の時代“にあってもコンスタントに月販1000台程度の堅調な販売を続けた。一方で、1983年から販売が始まった米国では、16年間連続で米国の乗用車販売1位を記録するほどの人気モデル。米国市場でのライバルはホンダの「アコード」とフォード「トーラス」だが、コストパフォーマンスで上回り、耐久信頼性が高く評価されているという。 ところが2023年3月にカムリの国内販売終了が報じられた。落胆した人も多かったと思われるが、その年の11月には、新型(XV8#型)カムリの発表があった。米国では2024年春から発売が始まるらしいが、日本の発売については具体的にされておらず、今のところ販売は不透明だ(2024年3月23日現在)。期待しているファンも多いはずなので、ぜひ国内にも投入して欲しい。 FR車からFF車への流れは、1970年代に小型車から始まった。その流れは徐々に普通乗用車や高級車へと拡がったが、そのパイオニア的な存在がカムリだ。FFにすると、こんなに室内が広くなるのかと教えてくれたのもカムリであり、大きな功績を残したモデルと言える。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純
【関連記事】
- トヨタ「X-VAMギア」市販型、発売へ特許画像申請か!? SUVとミニバンの融合させた次世代モビリティ
- 限定車の宿命? 販売開始を迎えるも、なんと抽選方式に!【GRカローラ長期レポート】
- ハイエース・オーナー見逃し厳禁! 市販最大、純正システムとの連携で抜群の見やすさ! アルパイン 『フローティングビッグX/ビッグDA パノラミックモニター対応パッケージ』 【CAR MONO図鑑】
- BRZ 納車292日で走行10000km。これまでを検証してみた。平均燃費は?タイヤの減りは?【SUBARU BRZ長期レポート】
- どうなる激動のアウディ...今後2年間で「A5」「A6 e-tron」など20以上の新型モデル投入へ!