SNS経由のコンバージョン、Googleアナリティクス4でどう計測する? 具体的に3ケースを解説!
3. XとInstagram、どちらからのコンバージョンが多い?
次の手順で、トラフィック獲得レポートのデータをSNSメディア別に表示させます。
(1)レポート画面下の表で、表の各行の項目(ディメンション)を「セッションの参照元」に設定します。 (2)セッションの参照元から、XとInstagramを探します。各SNSは「t.co」(X)や「l.instagram.com」(Instagram)として表示される場合が多いです。 (3)それぞれの「キーイベント」列の数値を比較します。
■ 注意点 XやInstagramのアプリ内ブラウザからの訪問は、セッションの参照元が「direct / none」として記録される場合があります。この問題を解決するには、すべてのSNSリンクにUTMパラメータを付与するとよいでしょう。 UTMパラメータの例 https://www.yourwebsite.com/page?utm_source=instagram&utm_medium=social&utm_campaign=summer_sale ブラウザのブックマークに、GA4のレポートを登録してみてください。1クリックで同じレポート形式を開けるようになりますよ! また、設定がやや煩雑ではありますが、拡張レポートやカスタムレポート、Looker Studioで初期設定さえ終わらせておけば、その後は定点観測がカンタンになります。
まとめ
SNSは人と人がコミュニケーションをする場ですが、企業担当者さんはコミュニケーションのなかでユーザーさんに行動を促すという大事な使命をお持ちの人もいるかと思います。またSNSキャンペーンを行った際の効果測定が必要な人もいるでしょう。 SNSで行われる投稿や施策を改善していく上で、ぜひ皆さまの武器としてGA4をご活用ください。