J2鳥栖のFW富樫敬真 米MLSアトランタ・ユナイテッドへ完全移籍
J2鳥栖は9日、FW富樫敬真(31)が米MLSのアトランタ・ユナイテッドFCへ完全移籍することが決定したと発表した。 富樫はクラブを通じ「この度、MLSのアトランタ・ユナイテッドFCに移籍する事となりました」と報告。 「サガン鳥栖で新たな歴史を作るという思いで加入しましたが、ファン・サポーターの皆さんと、古くから鳥栖に携わっているクラブ内の方々にも苦しい思いばかりをさせてしまった事への悔しさはいまだにあるように感じます」。 「しかし今回は自分がいつかはやりたいという気持ちがあったアメリカでの挑戦のチャンスを頂き、僕の決断を理解してくれた強化部の方達にもこの場を借りて感謝申し上げます」。 「そして、苦しい中でも常に前を向かせてくれた監督、スタッフ、選手。そしてファン・サポーターの皆さん、本当にありがとうございました。サッカー選手やっててよかったと思える瞬間はサガン鳥栖にいる間多かったと、今振り返っても感じました。J1へ戻るサガン鳥栖を心から願っております」とコメントした。 富樫は米国ニューヨーク生まれ、横浜育ち。父は日本人、母は米国人。横浜ジュニアユースから日大高、関東学院大を経て15年に横浜F・マリノスで特別指定選手となりプロデビュー。16年に正式加入した。18年にFC東京へ期限付き移籍し、19年に当時J2の町田に完全移籍。20年J2長崎、21年J2仙台を経て23年に当時J1の鳥栖に加入していた。