水産高校の実習船が博多港に帰港 マグロなど約11トン水揚げ ハワイ往復55日間 「足を伸ばして気持ちよく寝たい」 福岡
テレビ西日本
福岡県立水産高校の生徒たちが、約2カ月におよぶハワイ沖での航海実習を終え、12日朝、博多港に帰港しました。
◆リポーター 「生徒たちが捕獲した大きなマグロが一気に水揚げされています。ものすごい迫力です」 12日午前8時、福岡市中央卸売市場に次々と運び込まれるマグロ。 県立水産高校の生徒たちがハワイ沖で釣り上げたもので、総重量は11.1トンと去年を約2トン上回る「大漁」となりました。 9月半ば、実習船「海友丸」に乗り込み、大海原へと船出した52人の生徒たち。 向かったのは、福岡から約7000キロ離れた「ハワイ沖」です。 実習生たちは55日間にわたり、マグロの延縄漁や海洋調査、航海術などの訓練に励みました。
そして12日… ◆リポーター 「実習生たちが今、博多港に戻ってきました。笑顔で家族に手を振っています」 港には、実習生たちの帰りを待ちわびる家族の姿がありました。
◆保護者 「連絡がとれなかったので、どこにいるんだろうなって。会いたかったなと思って」 ◆実習生の弟 「うれしいです」 Q.帰ったらお兄ちゃんと何したい? ◆実習生の妹 「高い高い」 ◆実習生 「(船では)ベッドが狭くて足が伸ばせなかったので、しっかり足伸ばして気持ちよく寝たいです」
◆保護者 「嬉しくて涙が止まりません。とにかく無事に帰ってきてほしくて、毎日祈っていました」 ◆保護者 「凛々しい感じに見えました」 ◆実習生 「すごい嬉しいというか、ホッとしています。安心感。まずはママのご飯を食べたいですね」
こちらは親戚総出でお出迎えです。 ◆実習生「うるさいほど賑やかです。久しぶりに会えたから、お母さんとどこかに出かけたい」 ◆保護者 「そうですか!じゃあどこか行きますか!」 実習生たちは盛大な出迎えに少々照れつつも、その喜びをかみしめていました。 今後は、漁師や航海士などそれぞれの夢に向かって、さらに研修を重ねます。
また、今回生徒たちが釣り上げたマグロは競りにかけられ、12月、福岡県福津市にある津屋崎漁港の直売所などで販売されるということです。
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