大学の授業料100万円分をカードローンで払おうと思います。「教育ローンにしたほうがいい」と言われましたがそんなに違うものですか?
カードローンで大学の授業料100万円分を借りようとしたものの、教育ローンのほうがよいと言われた経験を持つ人もいるでしょう。カードローンと教育ローンでは金利が違うため、借りる際は注意が必要です。 本記事では、大学の授業料を100万円借りる場合、教育ローンとカードローンでどれくらい総返済額が違うかについてシミュレーションしました。大学の授業料のためにお金を借りるのを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
教育ローンで大学の授業料100万円を払った場合
大学の授業料等の教育費を支払えない場合は、教育ローンでお金を借りられます。教育ローンには種類があり、それぞれ借りるための条件を満たしていなければなりません。本項では、具体的に教育ローンとはなにか、教育ローンで大学の授業料100万円を借りたら総返済額がいくらになるかを解説します。 ■教育ローンとは 学費が足りない場合に利用できる教育ローンには、国の教育ローンと民間の教育ローンがあります。 国の教育ローンは金利が固定で、令和5年10月時点で年2.25%と金利が低い傾向です。しかし借りるには一定以下の世帯収入でなければならないなど、条件をクリアしていなければなりません。 一方、銀行などが取り扱う民間の教育ローンは、世帯収入の上限は定められていないものの、下限年収が定められていることが多いため、年収が低すぎると利用できないこともあります。金利は固定か変動で、基準金利は年1%台後半~3%台後半であることが多いです。 ■教育ローンの返済シミュレーション 大学の授業料100万円を借り、10年で返済する場合のシミュレーションをしました。なお、ボーナス払いなどの詳細設定はしていません。国と民間の教育ローンについて、それぞれの金利にて計算しました。 ・国の教育ローン(金利年2.25%)→総返済額:111万6600円 ・民間の教育ローン(金利年3.6%)→総返済額:119万2200円 どちらの教育ローンであっても金利はあまり高くなく、返済の負担をおさえられるでしょう。