空席目立つ…。Jリーグ収容率ランキング49位タイ。収容2.5万人で6000人台…。ファンを落胆させたのは?
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
49位タイ:栃木SC 本拠地:カンセキスタジアムとちぎ(25,244人収容可能) 平均入場者数:6,238人 平均収容率:26.3% ザスパ群馬と並んで収容率ランキング49位には、栃木SCがランクインした。 栃木は今季、新たな指揮官として田中誠を招へい。新体制となったチームは開幕2連敗スタートと雲行きの怪しい船出となると、第11節・鹿児島ユナイテッド戦(1-2)から第16節・ベガルタ仙台戦(1-6)にかけてまさかの6連敗。5月にはクラブから田中監督と柳下正明ヘッドコーチの契約解除が発表された。 シーズン序盤からの大不振を受けてクラブは動いたものの、これが大きな効果を発揮することは無かった。栃木は第13節・清水エスパルス戦(1-4)に敗れて18位になってから、最後までJ3降格圏を抜け出せずにシーズンを終えている。 チームは低迷し続けていたものの、ファン・サポーターは最後まで後押しを続けた。今季、本拠地「カンセキスタジアムとちぎ」にはリーグ戦1試合あたり6,000人の観客が詰めかけた。その平均収容率は26.3%を記録している。 来季をJ3で戦うことになったクラブは、11月に小林伸二監督の続投を発表。至上命題となったJ2復帰に向けて、リーグ屈指の「昇格請負人」とともに戦う覚悟を示している。 ホームで迎えた最終節の徳島ヴォルティス戦(0-0)では、ゴール裏スタンドに『小林栃木 勇敢に戦え 貫けば道は見えるさ』という力強いメッセージが掲げられた。来季こそは、愛するクラブに最大限の声援を送り続けるファン・サポーターの期待に応えたい。
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