【大分】もし大雪で立ち往生したら…
大分朝日放送
雪で立ち往生した車で渋滞が起きた場合に対応する訓練が大分県玖珠町でありました。 雪のシーズンを前に大分河川国道事務所が土木関係の企業などとともに実施しました。 国道上に雪が積もって路面が凍結しノーマルタイヤの大型車両が動けなくなったことで立ち往生する車が続出した想定です。 車を迅速に移動させて融雪剤をまく手順や国の災害対策基本法に基づいて道路を通行止めにする流れを確認しました。 大分河川国道事務所 甲斐猛 技術副所長 「これから冬に向かうので冬用タイヤの着用、チェーンの携行をお願いしたい」 12月から2025年2月ごろまで毎日、路面の状況を確認して融雪剤の散布車や除雪作業車を出動させる予定です。 九州は雪が少ない方ではありますが慣れていないからこそ立ち往生は他人事ではありません。 2023年は大分県内でもまとまった積雪があり大規模な立ち往生が発生しました。 2023年1月24日~25日にかけて、由布市や国東市など積雪による立ち往生に多くの車が巻き込まれました。 また1月24日の1日で185件のスリップ事故があり10件でけが人が出ています。 車で困らないために、事故を起こさないために積雪が心配される時に事前に出来る準備があります。 大分河川土木事務所の方も話していましたがまずスタッドレスタイヤ、タイヤチェーンを車に積んでスムーズに装着できる練習をしておきましょう。 毛布、手袋、スコップモバイルバッテリーなどを車内に用意しておくと便利です。 ガソリンを満タンにしておくのもポイントです。 また、走行中にどんどん天候が悪くなってきたらどうしたらいいのか頭に入れておくといざという時に慌てずにすみます。 無理に走らずに近くのガソリンスタンドなどで天気の回復を待ってください。 立ち寄れる場所がない場合はハザードランプをつけてゆっくり走行して下さい。 長時間、車内で過ごす時のNG行為があります。 エンジンを稼働させたままにしないことです。 燃料切れや一酸化炭素中毒になってしまう危険性があります。