能登地震から1年「災害ニュースに敏感になった」「どこか他人事に思えて」 非常食購入、保険見直し…あなたは地震に備えてる?
2024年の元日、能登半島地震が発生しました。多くの人が「まさか正月に」と驚いたことでしょう。 被害の爪痕は深く、現地では今も生活が再建できずに苦労している人がいます。この1年間で地震の対策を取った人はどれだけいるのでしょうか。 弁護士ドットコムニュースが読者に防災への意識を尋ねました。
●「対策しました」という人たち
弁護士ドットコムニュースはLINEの読者に、能登地震発生から1年の間に地震や災害に何らかの対策をとったか、尋ねました(12月15日)。 多くの人は「対策した」と回答しましたが、「検討中」や「何もしていない」という回答もありました。まずは、対策をしたという人のメッセージを紹介します。 「家族に、自分だけを守るように教えた。生きていたら待避所に行くように、私に構わず、水と食べ物を自分の分だけでいいので確保するように。3日以内に私が戻らなかったら、死んだと思うように、決して探す必要はない。集合場所は小学校」(男性・60代・奈良県) 「非常食、トイレットペーパーの備蓄、懐中電灯の予備をつくりました。災害のニュースに敏感になったと思います。もし、被災地になったら、受け入れ可能な他の地域への引っ越しも視野に入れています」(女性・40代・山陰地方) 「携帯ガスコンロ、水買い置き、非常食、停電時でも使えるストーブを買いました。職場でも帰宅できない時用の対策を見直していました。目下、非常用電源を購入したいと思っています。今は賃貸暮らしなので保険は考えていません」(女性・50代・北海道) 「地震保険に入っている。防災リュックの準備は以前からしていて、1つは玄関に置いている。たまに中身の確認、入れ替えをしている。家具の固定も」(女性・60代・沖縄県) 「1階の耐震壁を増やした…。跡継ぎがどうなるかわからないからもう耐震対策しない。ユーラシアプレートの先端から離れてるし」(男性・70代・地域の記載なし) 「日向灘の8月の震度5~6を体験しました。元々台風の災害が多いので一通りの備えはしてあります。人数分の3日間の備えです。爬虫類のブリーディングもしているのでケージや棚は固定しています。耐震ジェルマットは震度5強でもびくともしません。家具は背の高いものは置かないようにしています。猫たちのご飯も基本ローリングストックです。水も猫と爬虫類分を備えてます」(女性・50代・宮崎県) 「自宅近くの避難場所に加えて、外出先で被災した時の大まかな行動計画を家族で話し合ってから出掛けてます。大きな駅の近くの避難場所の確認や、どこまでは自力で行くか、あるいは動かずに留まるかを決めています。携帯電話が使えなくても、携帯の懐中電灯機能や地図が見れるので、家族全員が持ち歩いてます」(女性・40代・千葉県) 「地震保険、生活用水、簡易トイレ、自転車ヘルメット、自宅前消火器(町会)、 災害用ホイッスル」(男性・70代・千葉県北西部)