「高千穂の夜神楽」を奉納 ユネスコ遺産登録目指す
宮崎県高千穂町の高千穂神社で23日、「神話の高千穂夜神楽まつり」が開かれ、国の重要無形民俗文化財に指定されている「高千穂の夜神楽」が奉納された。宮崎をはじめ、全国各地の神楽の保存団体や自治体は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の2026年の無形文化遺産登録を目指している。 高千穂の夜神楽は、毎年11月から翌年2月にかけて町内各地で行われる。自然の恵みに感謝し、通常は夜を徹して全33番を奉納する。「夜神楽まつり」は、夜中に鑑賞しにくい観光客らのために、神社が日中から深夜まで公開。笛や太鼓のおはやしに合わせて舞い手が勇壮に舞うと、観客は写真や動画を撮影しながら楽しんだ。