阪神・森下翔太、涙のハマスタで笑う!「新たに進化した自分を見せたい」
涙のヨコハマは卒業! 阪神・森下翔太外野手(23)が22日、DeNA2連戦に備え、横浜入り。ここまでリーグトップタイの4本塁打、2位タイの13打点。昨年最も苦手とし、何度も悔しい経験をした場所での今季初戦へ「新たに進化した自分をハマスタで見せたい」と意気込んだ。 【写真】昨年9月29日、凡退後にベンチで涙する阪神・森下翔太 悔しい思い出を清算する。東海大相模高時代には〝主戦場〟だった横浜スタジアムを、森下は鬼門にしないことを約束した。 「去年は横浜が自分の中では課題だった。そこをしっかり打ち崩せるように、打線を引っ張っていきたい」 横浜で苦しめられた新人年だった。4月16日にはスタメンで3打席連続三振を喫して20打席無安打となり、プロ初の2軍降格が決定。優勝決定後の9月29日にも無死満塁の第3打席で空振り三振を喫し、ふがいなさにベンチで涙があふれた。数字を見てもハマスタでの打率・158(38打数6安打)はセ・リーグ6球場の中で最低だった。 だが、今年は違う。森下は「新たに進化した自分をハマスタで見せたいと思います」と言い切った。オフから打撃改良に取り組み、体を回しきる打法に挑戦。ここまでリーグトップの4本塁打を放ち、13打点も佐藤輝に次いでリーグ2位。DeNA戦においても、3日(京セラ)に浜口から逆転の特大2号2ランをぶち込んだが、まだまだ昨季のお返しは足りない。6戦連続安打中と打線を引っ張る背番号1が、最高の状態で乗り込む。 「横浜スタジアムはタイガースと同じような(DeNAへの)声援だったり、ちょっとやりづらい雰囲気がある。それをはねのけるようなメンタルと実力を示したいと思います」 横浜の野球ファンに、成長した自分を披露するときがきた。そのバット一本で地力を見せつけ、連勝街道を突き進む。(中屋友那)