笠置寺 花曼荼羅(まんだら)で参拝者を涼やかに癒す 京都府笠置町
仏教の悟りの境地を涼やかに、花で表現した曼荼羅(まんだら)が京都府南部の寺で参拝者を癒しています。標高288mのほぼ山頂に巨大な石がそびえ立つ笠置町の笠置寺は、巨石に刻まれた高さ15mの本尊・弥勒菩薩が存在感を示しています。その手前にある正月堂には、およそ100個のガラス容器が並べられました。これは密教の悟りの境地を描いた「金剛界曼荼羅」と「胎蔵界曼荼羅」を表現し、その中にあるハスとビーズが山頂まで登ってきた参拝者に涼を感じさせています。この花曼荼羅の公開は8月31日までですが、笠置寺ではこの第2弾を予定しています。笠置寺の小林慶昭住職は「秋の紅葉のシーズンには、モミジを取り入れたものを、10月半ばくらいから11月一杯に作りたい」と語りました。