“平成のテロリスト”村上和成が船木誠勝とのレジェンド王座初防衛戦を前に護摩祈祷「ボコボコに、シバキ倒してやりたい」
「俺の中では船木さんという存在は大きく、今まで以上に腹を据えなければならない相手と思っている」
--「欲」というのは「勝ちたい」という気持ちが出てきてしまうという事か? 村上 『欲』というのは「勝ちたい」という気持ちと「守りたい」という気持ち、俺の中で必要がない「守りたい」という気持ち。「守りたい」ということが最近ちらほら頭の中によぎることがある。いらないものとは分かっているが、どうしても「欲」の中の「守りの欲」が出てきて、それが邪魔をしている。そういうところもいろいろ自分を見据えるための(護摩祈祷の)時間だったと思う。あとは戦うのみ!というステージにしっかり気持ちを持っていく。 --僧侶の方から「己に勝つ」という言葉が出たが? (「護摩祈祷」終了後に僧侶から参加者皆さんへの話で「戦場において百万人に勝つよりも、己に勝った者が最上の勝利者だ」という趣旨の話があった) 村上 あの言葉が全てであって、やはり「欲」というのは必要ないことであり、「己に勝つ」というのは「欲」からも、「守る」ということ。そんなものは自分には必要ない。日々変わらず努力をし続けて、そこに出た結果は結果でしかない。そこに行くに際して、自分が求めた結果だとしても、自分の気持ちが前向きでなければ違うと思う。日々行っていること(鍛錬)を、当たり前のごとく続けてその日を迎え、リングに立ち、自分の魂をぶつける。それのみに専念すれば良い。あの言葉(「己に勝つ」)は俺の中で、ひとつのお守りじゃないけど教訓になった。 --今回は特別なカードという気持ちか? 村上 もちろん。18年前に無くなったカード。これまで無くなったカードは数多くある中で、やはり俺の中では、船木さんという存在は大きく、今まで以上に腹を据えなければならない相手と思っている。特別な対戦相手であり、特別なタイトルマッチとしてリングに上がる。船木さんとの「初」のシングルマッチであり、タイトルマッチ防衛戦としても「初」。すべてが「初」なので、俺は闘いを楽しみたいという思いと、船木さんに対して失礼のないように「ボコボコに、シバキ倒してやりたい」という思いで溢れている。 --船木選手へのメッセージをお聞きしたい。 村上 ここまで来ましたので、俺はやるだけ、のすだけ。(船木さんが)「あいつと戦ったことが一番脳裏から離れないよ」と一生思ってもらえる戦いをしにいきます。しっかり受けて、しっかり返してください。9.26リングで待っています。 『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.30』 日程:2024年9月26日(木) 開始:18:30 会場:東京都・後楽園ホール 【対戦カード】 《Wメインイベント レジェンド選手権試合 60分1本勝負》 [第18代王者]村上和成(フリー) vs [挑戦者]船木誠勝(フリー) ※村上和成 初防衛戦 《WメインイベントSSPW認定女子タッグ選手権試合タッグマッチ 60分1本勝負》 [王者]ジャガー横田(CRYSIS/ワールド女子プロレス・ディアナ)&藪下めぐみ (CRYSIS/フリー) vs [挑戦者]本間多恵(フリー)&優宇(プロレスリングEVE) 《タッグマッチ 30分1本勝負》 スーパー・タイガー(SSPW) 永田裕志(新日本プロレス) vs 間下隼人(SSPW) 関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術) 《シングルマッチ 20分1本勝負》 Sareee (フリー)vs ZONES(Evolution) 《タッグマッチ 30分1本勝負》 日高郁人(ショーンキャプチャー)&岩﨑永遠(初参戦/BURST) vs ダーク・ウルフ(DarkerZ)&阿部史典(格闘探偵団) 《シングルマッチ 20分1本勝負》 高瀬みゆき(フリー)vs 尾﨑妹加(フリー)
プロレスTODAY