投資先、選ぶなら結局「全世界or米国」どちらが吉か?…本当にお金を増やす人が選ぶ“正しい選択”【FPが解説】
不動産投資なら「ワンルーム」「REIT」?
不動産投資は、マンションなどの不動産を購入し、賃貸で運用して家賃収入を得る投資のこと。入居者がいるうちは収入を得られますが、空室リスクや管理の心配は絶えません。 また将来の売却価格は一般の人では想定しにくく、自分の希望するタイミングで売却することも困難です。ワンルームマンションなどの不動産投資には、知識と経験による「目利き力」が必要となるのです。 そこで、不動産に投資するのであれば「REIT (不動産投資信託)」がおススメ。REITは、投資家から集めた資金でビルやマンションなどを購入し、その賃料収入や売却益を投資家に分配する金融商品。いつでも換金できる流動性が魅力です。 実物不動産とREITの違い 同じ不動産でも、実物不動産とREITには特徴や違いがあります。よく理解して、選びましょう(【図2】実物不動産とREITの違い)。 実物不動産とREITのリターン 実物不動産は、融資によって取得しやすいことが長所。ただ、空室や家賃相場の下落があってもローンの返済は続くため、物件は慎重に選びましょう(【図3】REITと中古ワンルーム投資の年間収益)。 〈Point〉 さらにリスクを分散させたい場合、REITを個別銘柄ではなく、複数の銘柄をまとめた投資信託で購入するのがおススメ。 不動産の「目利き力」があるという人は「不動産投資×金融投資」の合わせ技が有効。たとえば、投資用ローンを組んで賃貸マンションを購入し、賃料収入からローンの返済額を差し引いた残額を、積立投資に回すことで、資産形成のスピードが上がります。 【Answer】突出した「目利き力」を持っていなければ換金しやすい流動性が魅力のREIT! 立川 健悟 ファイナンシャルプランナー
立川 健悟