「厳しすぎてやっていけない」 電気代6月分から約400円値上げ 政府の補助金終了で
news every.が訪ねたオール電化マンションに住む女性と、補助金がなくなる6月分以降の「電気代」がどのくらいになるのか、計算してみました。 去年6月分の「電気代」は2万1909円。使った電力は755kWh(キロワットアワー)です。 今年6月も、同じ量の電気を使うとして… news every. 「補助金は(去年の6月だと)、1キロワット(アワー)あたり7円出ていたので」 オール電化の住人 「これに、7かければいいんですか、単純に?」
結果は── news every. 「(5285円)これだけ、補助金が…」 オール電化の住人 「え~~~~~~っ」 去年6月分には、補助金が5000円ほど出ていた計算に。
ということは… オール電化の住人 「同じ(量の電気を)使ったとして、今年(6月分)の予想は…2万7000円」 冷房などの効きをよくするため、窓ガラスに段ボールを貼り付けたり、保温効果の高いお風呂のフタを買ったり、“節電”に励んできたといいますが、“家庭でできる節電にも限界がある”と話しました。
オール電化の住人 「2万7000円…大きいですね。やっぱり、5000円は大きいですよね。夫婦げんかになっちゃうんじゃないですか、(夫の)お小遣い減らさないと、本当に」
東京・新橋のハンバーガー店では… GENUINE BURGER 伊奈憲吾店長 「冷蔵庫とか冷凍庫とか、維持費が結構かかるので、飲食店泣かせな部分もあります」 さらに、飲食スペースの空調など、“どうしても節電しきれない”部分もあるため…
店長 「あとは、僕たちスタッフが、汗を流しながら我慢するっていうだけ。もう、サウナ状態で…」 客がいない時には、エアコンを切るなど節電して、「電気代」が上がる分は、メニューの価格には反映しない方針だということです。 ◇ 来週には、全国の大手電力10社が、6月使用分の電気料金の詳細を公表する予定です。