4強が出揃う!関東一が高橋1発、青森山田は不振の5番が決勝打、京都国際・西村完封、神村学園が怒涛の4連打【24年・夏甲子園12日目】
2024年の第106回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)12日目は19日、準々決勝4試合が行われ、ベスト4が決まった。 【トーナメント表】夏の甲子園 大会12日目までの結果一覧 第1試合は、関東一(東東京)が東海大相模(神奈川)との接戦を2対1で制し、2015年以来、9年ぶりの4強を決めた。7回にプロ注目・高橋 徹平内野手(3年)が左翼越えの先制ソロを放った。投げては先発の畠中 鉄心投手(3年)が8回まで無失点。9回にピンチを招くが、2番手で登板した坂井 遼投手(3年)が切り抜けて逃げ切った。 第2試合は、青森山田(青森)が滋賀学園(滋賀)を1対0で下して、初のベスト4進出を決めた。7回2死三塁のチャンスを作ると、今大会無安打と苦しんでいた吉川 勇大内野手(3年)が均衡を破る適時打を放って先制に成功。4回から2番手として登板した関 浩一郎投手(3年)が粘る滋賀学園を抑え、完封リレーで勝利をつかんだ。 第3試合は、京都国際(京都)が智辯学園(奈良)との近畿勢対決を4対0で制して、3年ぶりに準決勝進出を決めた。先発の西村 一毅投手(2年)が2回戦の新潟産大附(新潟)戦に続いての完封勝利。打っても継投策で臨んだ智辯学園に対して毎回の11安打。これで4試合連続の2ケタ安打と、好投続く投手陣を打線が援護した。 第4試合は、神村学園(鹿児島)が大社(島根)を8対2で下して、昨年に続く4強入りを決めた。3対2で迎えた7回に3連続適時打を含む4連打で一気に4得点して勝負を決めた。投げては2番手としてリリーフした早瀬 朔投手(2年)が、6回を無失点に抑えて逃げ切った。大社は最後まで粘りの戦いを見せたが、107年ぶりの4強はならなかった。 大会13日目の21日に準決勝が予定され、午前8時から神村学園-関東一、京都国際-青森山田が行われる。