横浜F・マリノス史上最高! “化け物”となった下部組織出身選手(5)驚異のスタミナ! 先輩の思いも背負って
J1リーグ5回、天皇杯2回などの優勝を誇る横浜F・マリノス(横浜マリノス時代を含む)。そんな同クラブが築いてきた歴史の中で、下部組織出身選手たちの輝きは欠かせなかった。今回は、横浜FMの下部組織出身でクラブの成功に大きく貢献した選手を紹介する。(ホームグロウン選手が選出対象。在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考)
MF:田中隼磨(たなか・はゆま) 生年月日:1982年7月31日 在籍期間:2001年2月~2002年7月, 2004年1月~2009年2月 クラブ通算成績:224試合15得点2アシスト 田中隼磨は、坂田大輔と同期で、横浜フリューゲルスの下部組織からクラブ解散に伴って横浜F・マリノスのユースへ移り、2001年にトップチームに昇格した。 田中はプロ1年目で開幕スタメンを勝ち取ってコンスタントに起用されたが信頼を得るには至らず、シーズン途中にセバスティアン・ラザロニが監督に就任してからは起用されなくなった。その後、2002年夏に東京ヴェルディに期限付き移籍をして経験を積むと、2004年に復帰した後は、継続してプレーするようになった。2004シーズンのJリーグ制覇にも貢献している。 抜群のスタミナで右サイドをアップダウンし続けた田中は、闘争心を前面に出すタイプで、気持ちの面でもチームを後押しした。2014年に松本山雅FCに移籍した際には、横浜FMの先輩である松田直樹がつけていた背番号3を選び、2022年の現役引退まで戦い続けた。
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