「消える町の本屋さん」復活のカギは「お客さんの声を聞き、地域のニーズを把握」 国のチームが視察【広島発】
予想を上回る集客で中国経済産業局が視察に
庄原市は人口約3万人の中山間地域だが、「ほなび」には当初の予想を上回る人がやってきている。 書籍のデジタル化やネット販売の台頭など、出版業界を取り巻く環境が大きく変わる中、全国の書店はこの20年間でほぼ半減。経済産業省は3月に「書店振興プロジェクトチーム」を立ち上げた。 「ほなび」を視察したのは、経産省の出先機関、中国経済産業局の本好きの職員たちによる部署横断チーム。視察では、店と地域の結びつきをどう高められるかに今後の可能性を感じたようだ。 中国経済産業局の實國慎一局長は、「キーワードは未来と子供、地域の人たち。書店を残すために、我々も色々取り組んでいかないといけないなと思った」と話す。 「ほなび」佐藤友則社長: お客様に教えてもらうことで本屋さんが変わっていく。書店員が成長していく。それが本屋さんが成長していくということだと思う 経産省のプロジェクトチームは、書店の価値の「見える化」や実際に足を運ぶ人を増やすことなどを目標に掲げる。佐藤さんの店は、お客さんと店員が「face to face」の関係をつくり、お客さんが行って話をしたいと思う「町の本屋さん」というところが魅力のようだ。 (テレビ新広島)
テレビ新広島