最新モデルのデジタルキー機能を探る…アプリとNFCカードの組み合わせで便利に使えるBYD シール
最新モデルのデジタルキーにはどんな機能があるのか。BYDが国内最新モデル『シール』にはEVならではの機能がいくつか搭載されているので、ここで紹介しよう。 【画像全11枚】 BYDの各モデルに対応した「BYDアプリ」が日本のアプリマーケットにも公開されており、車両のVINナンバー* とメールアドレスを登録することで利用可能だ。 (* VINナンバー:車両を特定するために付与された17ケタのユニークな番号。ダッシュボード奥のフロントウインドウとの境目や、ドアを開けたBピラーの付け根部分などに記載されている) アプリの主な機能は以下の通り。 ・走行可能距離の表示 ・バッテリー充電量確認 ・充電状況、満充電までの残り時間表示 ・エアコン操作(シートヒーター・ベンチレーション含む) ・ドアとウインドウの開閉確認と操作 ・ライト点滅&クラクション操作 ・タイヤ空気圧の確認 EVということもあり、航続距離や充電残量を確認する機能や、充電時にクルマから離れた場合に、離れた場所から充電の状態や満充電までの残り時間を確認できる機能が備えられている。 家庭で普通充電をする場合は、時間帯別電気料金プランに合わせて、アプリから充電開始時刻を指定できると便利だが、そのような機能はない。今後に期待したいところだ。 また、この季節に便利なエアコンの遠隔操作の機能も備えられている。室温や稼働時間を設定できるほか、内気循環と外気導入の切り替えや、シートヒーターとベンチレーションの動作を設定できるほか、スケジュールを登録するとその時間にエアコンを稼働させることもできる。 そのほか特徴的なのは、タイヤ空気圧をチェックすることができる機能だ。BYDの各モデルにはタイヤ空気圧監視機能が装備されており、メーターパネルにも空気圧が表示されている。お国柄なのかはわからないが、便利な機能であることは確かだ。 NFCカードキーが便利 BYDアプリは、デジタルキーとしての機能はドアの開錠・施錠のみで、スマートフォンだけで車を始動させることはできない。その代わりというわけではないが、NFCカードキーが用意されている。 このカードキーを、車両のサイドミラーにあるNFCマークに近づけると、ドアを開けることができ、そのまま車内に乗り込んで車を始動し、発進することが可能だ。カードキーを財布などに入れたままでも使うことができるので、リアルなキーが手元にない場合でも車を使うことができる。 このカードキーは、BYDディーラーで1枚700円で複数枚購入することができるとのことなので、家族の分もまとめて用意しておくと便利だろう。
レスポンス 佐藤耕一