内々定率16・9%が示す現状と今からできること 令和8年3月卒、前年比5ポイント上昇 プロが指南 就活の極意
志望する業界や企業を限定しすぎている場合は、その枠を広げてみるのも1つの方法です。これにより、自分が気づかなかった新たな興味や可能性を発見できるかもしれません。特に近年では、異業種間での人材の流動性が高まっており、一見自分には関係がないと感じる業界にもチャンスが眠っていることがあります。
3.実践的な行動を積み重ねる
企業へのエントリーや面接対策、履歴書のブラッシュアップなど、具体的な行動を着実に進めることが重要です。
また、企業によっては通年採用を行っている場合もあるため、年明け以降のチャンスを見逃さないようにしましょう。加えて、OB・OG訪問やキャリアセンターを活用することで、新たな情報やアドバイスを得られる可能性があります。
4.ネガティブな感情を前向きに変える
内定がない状態での不安感や焦りは自然なものですが、それに飲み込まれないことが大切です。「まだ内定がない=可能性が残っている」と捉え、前向きに行動を続けることが成功への第一歩です。
就職活動は短距離走ではなく、マラソンに例えられることが多いです。周囲と比較して焦る気持ちは理解できますが、大切なのは自分のペースを守りながら進むことです。企業が学生を見るポイントは、「その人のポテンシャル」と「自社にマッチするかどうか」であり、タイミングに大きな差はありません。
しっかりと計画を立て、着実に行動することで内定を得るチャンスはまだまだ残っています。不安に負けず、自分の可能性を信じて、一歩一歩前進していきましょう。(「内定塾」講師 齋藤弘透)