米東岸で47年ぶりのスト開始。グローバルサプライチェーンの混乱は必至か
船社はストに備え、東岸発着貨物への高額チャージ導入や、ブッキング制限などで対応してきたが、スト開始を受け東岸航路でのブッキングを順次停止している。
米国西岸港湾労組ILWUはILAへの連帯を表明しており、東岸航路船が進路変更し、西岸港で荷役を行うことは事実上不可能。現状では東岸向け貨物を積んだ本船は、目的の東岸港周辺で沖待ちするか、アジアなど発地に回送するという選択を迫られる。また、実入り・空問わず、東岸港からのコンテナ供給が止まるため、船社のグローバルなコンテナインベントリー(在庫管理)にも大きな影響が出てくる。
日本海事新聞社