「奇跡としか言えない」必読の“音楽が題材のマンガ”を、OKAMOTO’Sのオカモトショウが紹介
「伝説のブルースミュージシャン」の生涯を描く
続いてオカモトショウが選んだのは、平本アキラによるマンガ『俺と悪魔のブルーズ』だ。『アゴなしゲンとオレ物語』のヒットで知られる作者による作品で、27歳で亡くなった伝説のブルースミュージシャンのロバート・ジョンソンをモチーフにしている。 オカモトショウ:ロバート・ジョンソンは「ある日、十字路で自分の魂を悪魔に売ったから、こんなにすごいブルースができているんだ」なんて言われていた人です。たぶん、27歳で亡くなった最初のミュージシャンなんじゃないかな。 あっこゴリラ:27クラブ(27歳で死亡した有名ミュージシャンやアーティスト、俳優の一覧)の最初と言われていますよね。 オカモトショウ:情報も少なくてミステリアスで、死に方も不思議だったりする。そんなロバート・ジョンソンのことをドキュメンタリーとして追いかけたマンガです。 あっこゴリラ:これ読みたい! 絵もかっこいい。 オカモトショウ:これはめちゃめちゃかっこいいです。『アゴなしゲンとオレ物語』は同じ絵なんですけど、ギャグマンガでもっとギャグに振り切っていて。ギャグマンガを描いていた人だからシリアスなブルースマンの話も若干面白おかしく描いてくれています。 あっこゴリラ:いいですね。 オカモトショウ:締めるところは締めて、緩めるところは緩めるという意味でも、マンガとしてもいいです。 あっこゴリラ:これは絶対に読もう。この本を読んでショウくんが頭のなかに流れた曲はロバジョンですか? オカモトショウ:違うんです。このマンガのなかにも出てくる師匠と言われるサン・ハウスという(人の曲)。ロバジョンの音源はいいんだけど伝わりづらい部分もあって、マンガを読んでぜひ聴いてもらったらいいけど、それよりも迫力があるかなと思うものを選びました。 番組ではオカモトショウがセレクトした、サン・ハウス『Death Letter Blues』をオンエアした。