リーボック、B'z稲葉コラボスニーカー返金「すべての責任ある」良品との交換は?「再度ご報告」
リーボックとB'z稲葉浩志さんがコラボしたスニーカーについてデザインと製造に不良があったとして、リーボック・ジャパンが9日、返金対応すると発表しました。 【比較写真】「ショックで泣きそう」左はベトナム製、右は中国製の稲葉浩志さんとリーボックのコラボスニーカー リーボックと稲葉さんとのコラボスニーカー「インスタポンプフューリー94マグマ」(2万7500円)は、稲葉さん初のソロアルバム「マグマ」のCDジャケットから着想を受け、スニーカーには「マグマ」のCDジャケットのように鋭い視線を向ける稲葉さんがプリントされていました。 しかし12月、購入者のもとに届いた実物は、稲葉さんの顔がプリントされているように見えないプリント不良のスニーカーが続出し、「大ショックで泣きそう」「詐欺じゃん」「半年待って届いたのがこれか」と嘆きの声がSNSであふれました。 リーボック・ジャパンはX(旧Twitter)に「現時点での調査結果と弊社対応についてのご報告」として「【デザイン不良】左足側のプリントのデザインがウェブサイト掲載商品画像と大きく異なっている」「【製造不良】フットベルトに接着剤や汚れが付着されている商品やアッパーの取り付け箇所が(個体差という水準を超えて)左右で大きく異なる商品がある」とし、デザイン不良と製造不良の2つの問題が発生したことを認めました。 問題の背景については「12月お届け商品からポンプフューリー自体の生産ライン変更に伴い、生産工場が変更となりました」「本日、生産工場に聞き取り調査をした結果、その生産工程において本商品のプリント仕様が変更されてしまっていた事を確認致しました」と生産工場が変わったことで稲葉さんの顔が鮮明にプリントされなくなったと説明しました。 また、「この過程で海外検品工場も同様に変更となりましたが、その基準に関してもオレンジの生産段階におきましては、今までの検品水準と必ずしも同じではなかったため、上記2の『製造不良』商品を一部のお客様へお届けしてしまった事実も確認致しました」と検品基準がブレたことで製造不良商品を届けてしまったとしました。 一方、FC限定カラー(レッド)については「仕様変更の事実は無かった事、また合わせて現在、国内倉庫で保管している商品(レッド)を再検品した結果、上記の2つ問題は確認されませんでした」とレッドの商品は問題がなかったと説明しました。 デザイン不良と製造不良が起きたコラボスニーカーを届けたことについては、「販売開始から半年近くお待ちいただいたにもかかわらず、このような瑕疵(かし)がある商品をお届けする事になってしまい、大変申し訳ございません」とあらためて謝罪し、「当然ながら、今回の問題に関するすべての責任はReebokにある」と認めた上で、返品希望者には返金する意向を明らかにしました。 交換対応については「近日中に弊社と生産工場ならびにその関係者間で、リーボックジャパンの基準に沿った良品の再生産の可能性、およびそれが可能な場合のお届け予定日に関して協議をさせて頂く予定です」「本討議を踏まえて遅くとも今週金曜日(13日)までには再度、交換可否等に関するご報告を行わせて頂きますので、お待たせして大変申し訳ございませんが、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます」と13日までに良品交換の可否についてアナウンスする意向を示しました。 また、レッドの商品に製造不良があった際は、良品と交換するとしています。 「当然ながら今回の問題に関しては最後まで誠実な対応をさせて頂くと同時に、今後はこのような事が再発しないよう、工場側と連携強化しながら品質向上に向けて尽力して参ります」と結んでいました。
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