熱く語れ!自慢の坂を 7都市代表、有識者らが激論「坂のまちサミット」 神戸市で23・24日開催
神戸をはじめとする日本各地の「坂のまち」7都市の代表者らが集い、暮らしの一部となっている坂のあれこれについて語り合う「坂のまちサミット!?神戸2024」が23日(土)と24日(日)、海外移住と文化の交流センター(神戸市中央区)で開かれる。4テーマのパネルディスカッションが2日間にわたって開かれるほか、市内の坂を実際に歩くフィールドワークも。有識者も参加し、さまざまな観点から坂の魅力を探る、またとない機会となりそうだ。 【画像】横浜市や長崎市、小樽市など。参加する「坂のまち」の紹介 今年度、神戸市は、市民とともに神戸の“財産”である坂について考える「坂のまち神戸プロジェクト」を展開。第1弾として「思い出の坂」「映え坂」などを募るフォトコンテストを実施したのを皮切りに、坂をテーマとした市民参加型トークフェスやワークショップも開催してきた。今回のサミットはプロジェクトの第4弾にあたる。 サミットには、神戸市のほか、小樽市(北海道)、横浜市、横須賀市(神奈川県)、真鶴町(同)、群馬県[北群馬渋川振興局]、長崎市の7都市から代表者が参加。日本総合研究所エクスパートの井上岳一さんが総合司会を務めるほか、「尾道空き家再生プロジェクト」の豊田雅子さんら多彩なゲストも登場する。 23日(土)は、日本各地にある坂や通行路となっている階段のいわれや名前、自慢の眺望などについて語り合う「坂とわがまち」(午後1~3時半)、勾配を生かした建築や景観に注目、坂における建築やまち並みの今後を、専門家を交えて考える「坂とまちなみ」(午後4時半~6時半)と題したパネルディスカッションを開催。 24日(日)は、坂の生かし方や文化的側面を住民や観光客と共有する方法などについて意見交換する「坂と文化」(午後1~3時)、勾配や段差をポジティブに捉え、高低差を克服する方法や坂との付き合い方を考察する「坂とくらし」(午後4~6時)をテーマとした話し合いを開く。 また各日、午前中はフィールドワーク「坂のまちあるき」を実施、実際に坂を歩いてその魅力を検証する(いずれも参加定員に達しており、締切)。パネルディスカッションは募集中(各テーマ先着80人、参加無料)で、両日ともにWeb配信も行う予定。神戸市企画調整局政策課の担当者は、「身近にある坂が、少し違う視点から見えるようになるかもしれません。1つのプログラムからでも申し込めるので、気軽に参加してもらえたら」と話している。 参加申し込みなど、概要は神戸市の公式サイト内「坂のまち神戸プロジェクト」のページに掲載されている。問い合わせは、坂のまちサミット運営共同事業体、電話078-220-3924。
ラジオ関西