新井監督の“構想外”…?広島の戦力外候補(3)巨人から獲得したが“非情宣告”
熾烈な争いが繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年もレギュラーシーズンが終了。来季の契約にも注目が集まる時期となった。そこで今回は、今オフの戦力外通告が懸念される広島東洋カープの選手を紹介したい。
戸根千明
投打:左投左打 身長/体重:174cm/102kg 生年月日:1992年10月17日 経歴:石見智翠館高 -日本大 ドラフト:2014年ドラフト2位 プロ10年目となる戸根千明は、今季限りでの戦力外通告を受けた。 石見智翠館高で2年夏からエースナンバーを背負い、打っては高校通算37本塁打。卒業後は日本大で活躍を続けると、ドラフト指名候補との評価通り、巨人にドラフト2位で入団した。 プロではルーキーイヤーから46試合に登板し、防御率2.88をマークするなど、即戦力の活躍を見せた。 翌年は42試合に登板したが、防御率4.50と物足りない数字に。その後は登板機会が減少し、2022年オフに現役ドラフトで広島東洋カープに移籍した。 移籍初年度は、24試合登板で1勝0敗5ホールド、防御率4.64と前年を上回る成績を残し、復活の兆しを見せた。 しかし今季は、開幕一軍を逃し、ファーム暮らしの1年に。二軍でも16試合登板、防御率10.43と大きく低迷した。 結局一軍昇格は果たせず、シーズン終了後に戦力外通告。今後の去就が注目されている。
ベースボールチャンネル編集部