序盤のフリック・バルサは圧倒的だったが…… 2022-23、2023-24より少ない“勝ち点38”での折り返しに漂う危機感
アトレティコとの首位攻防戦にも敗れた
21日にラ・リーガ第18節でアトレティコ・マドリードとの首位攻防戦に臨んだバルセロナは、終盤の失点で1-2と敗北。この結果、勝ち点38のバルセロナはレアル・マドリードにも抜かれて3位へ後退することになった。 今季序盤のバルセロナは圧倒的な立ち上がりで、ハンジ・フリックを指揮官に迎えたチームは優勝争いをリードする存在だった。それがここ最近は勝ち点の取りこぼしが続き、気付けば19試合消化時点で勝ち点は38に留まっている。 スペイン『Tribuna』が注目しているが、この勝ち点38という数字は特に目立つ数字でもない。2022-23シーズンはシャビ・エルナンデスの下で勝ち点50、昨季も同時期で勝ち点41を獲得していたからだ。絶好調に見えたフリック体制だが、最終的に前半戦で稼げたポイント数は過去2シーズンよりも落ちている。 直近のリーグ戦7試合で2ゴールとペースが落ち、アトレティコ戦でも決定機を決め切れなかったFWロベルト・レヴァンドフスキの状態も心配だ。今のところレヴァンドフスキに代わるセンターフォワードの選択肢は少なく、何とか序盤の勢いを取り戻してほしいところ。 FWラミン・ヤマルも負傷離脱してしまい、フリック・バルサにとって後味の悪い2024年の締めくくりだ。序盤の段階では優勝確実かと思われていただけに、サポーターも3位での折り返しはショックが大きいだろう。ライバルのアトレティコ、レアルが調子を上げているだけに、フリックは早急に何かを変える必要に迫られている。
構成/ザ・ワールド編集部
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